塾の先生が考える! 語彙力や読解力向上のために「家庭でしてほしいこと」1位は?

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2024年09月11日 17:11  マイナビニュース

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SRJは、全国の学習塾の先生に向けたアンケートの結果を2024年8月8日に発表した。調査は2023年9月〜11月の期間、全国の学習塾の先生334人を対象にインターネットにて実施したもの。


生徒の語彙力が低下しているかと尋ねたところ、「低下している」(61.1%)、「とても低下している」(28.7%)を合わせて89.8%が、生徒の語彙力の低下を感じていることが分かった。


また、読解力の低い生徒が増えているかと尋ねると、「増えている」(50.3%)、「とても増えている」(31.7%)を合わせて82.0%が、読解力の低い生徒が増えていると感じている結果に。


教科書の内容量が増えていると感じるか尋ねると、「増えている」(58.7%)、「とても増えている」(15.0%)を合わせて73.7%が、教科書の内容量が増えていると回答。以降、「変わらない」(23.4%)、「減っている」(3.0%)と続いた。

実情は学習指導要領の改訂などに伴い、わかりやすさや学びやすさが重視され、教科書の大判化や、2005年度と比較して2020年度の国語は134%、算数は156%といったページ数の増加が進んでいるという。


大学入試で出題される問題で、読む分量は増えていると感じるか尋ねたところ、「増えている」(55.9%)、「とても増えている」(37.4%)を合わせて93.3%が増えていると回答した。


実際に、大学入学共通テストでは、国語以外でも文字数が増加しているという。特に数学IAは2006年では1,479文字だったが、大学入学共通テストが開始された2021年には7,376文字、2024年度は7,525文字と推移している。2006年から徐々に文字数が増加し、15年で約5倍に増えたことが判明した。


語彙力や読解力を向上させるために家庭でしてほしいことを尋ねたところ、トップは「言葉の意味を調べる習慣をつける」(68.3%)、次いで「日頃から読書をする」(63.5%)、「音読をする」(53.3%)、「家庭内でも正しい文章で会話をする」(42.5%)、「演習量を増やす」(23.7%)と続いた。(MN ワーク&ライフ編集部)

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  • まずはラノベでも良いから文章を読みまくれ。それに尽きる。
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