シンガー・ソングライター吉田拓郎(78)が13日、ニッポン放送「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」に出演し、ミニアルバム「ラジオの夢」を11月20日に発売することを発表した。22年にアーティスト活動の一線から撤退していたが、今回一度限りの“復帰”になるという。
吉田は1970年(昭45)にデビュー。同6月に発売したアルバム「ahー面白かった」以来、約2年半ぶりの“新作”となる。
同番組内でミニアルバム発売を発表し「ラジオに対しての愛、ラジオに対してのありがとう、ラジオを聞いてくれたリスナーたちに対するありがとう、仲良くできて本当幸せだったという感謝の気持ちを込めた」と熱弁。「聞いてください、すごく楽しいアルバムです」とアピールした。
番組の最後には「ラジオを通じて一緒に歩いて立ち止まって、笑い合って涙して、みんな一緒にそこにいたラジオファン、リスナーの皆さん。皆さんのすてきな日常を願っております」と伝えた。「僕は長い間幸せだったと思います。本当にありがとうございました、ラジオ。ああ面白かった」と締めくくった。
昨年12月に同番組年末特番のパーソナリティーを務めた際に「ラジオに救われたアーティスト人生」であったことを再認識。最後に“ラジオへの感謝”を伝えるべく「ラジオ&青春」をテーマにした作品の制作を決意したという。今年に入って楽曲制作をスタートさせ、6月からレコーディングを始めた。
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長年「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを担ってきた。今回の発売にあたり「ラジオさん、いっぱいワガママをきいてくれてありがとうございました。いっぱい悲しみを隠してくれてありがとうございました。いっぱいの怒りの時に背中を押してくれてありがとうございました。いっぱいの涙をふいてくれてありがとうございました。いっぱいの疑問に答えを導いてくれてありがとうございました」と感謝のコメントを寄せた。
コンセプトニューアルバムと銘打った今回の作品では、リード曲「Address Unknown」など新曲2曲を含む全5曲を収録。11月30日には、今作のレコーディングやラジオ収録現場に密着したドキュメンタリー番組がWOWOWにて放送される。
収録曲は次の通り。
▼「Address Unknown」 今作のために書き下ろしたリード曲
▼「五月の風partII」 加藤和彦さんとの共作「5月の風」を自ら作曲し新楽曲として収録
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▼「骨まで愛して」 城卓矢さんのミリオンセラー「骨まで愛して」カバー
▼「真夜中のレター」 「バイタリス・フォーク・ビレッジの歌」に新たな歌詞を加えリメーク
▼「主役」 今作のために書き下ろした新曲
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