GI/JpnI・9勝のダート王ヴァーミリアンが疝痛のため死亡 22歳

　ノーザンホースパークは14日、GI/JpnIを9勝したヴァーミリアン(22歳)が疝痛のため12日に死亡したことをX(旧Twitter)で発表した。

　同馬は父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、その父サンデーサイレンスという血統。半兄に2005年の東海Sなど重賞4勝を挙げたサカラート、半弟に同じくダート路線で活躍したソリタリーキングがいる。

　04年10月に芝の新馬戦で勝利を飾り、同年暮れのラジオたんぱ杯2歳Sを制してクラシックに名乗りを上げたが、3歳時はひと息の成績が続いたため、秋からダート路線に転向。エニフS、続く浦和記念を連勝して、適性の高さを示した。

　07年の川崎記念でJpnI初制覇を果たし、その後は長期間にわたってダート王の座に君臨。当時の日本競馬史上最多となるGI/JpnI・9勝をマークした。10年末の引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、13年にブリーダーズ・スタリオン・ステーション、16年にイーストスタッドへ移動。17年をもって種牡馬を引退し、ノーザンホースパークで余生を送っていた。

　献花台は9月15日(日)から10月31日まで、場内のきゅう舎2に設けられる。

(ノーザンホースパークのXより)

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