【バスケ】B1秋田がB3岩手に貫禄勝ち「僕も含めて全体が緊張していた」前田HC 東北カップ

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2024年09月14日 19:27  日刊スポーツ

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秋田対岩手 第3Q、ダンクを決めて岩手を突き放すB1秋田・モラン(撮影・浜本神威)

<東北カップ:秋田ノーザンハピネッツ79ー67岩手ビッグブルズ>◇1回戦◇14日◇青森・カクヒログループスーパーアリーナ



B1秋田ノーザンハピネッツがB3岩手ビッグブルズに79−67の貫禄勝ちで、東北カップ初戦を制した。第1クオーター(Q)は9−19とリードされたものの、第2Qに29得点。守備では相手を10点に抑える堅守で主導権を奪い、そのままリードを維持した。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、42)は「僕も含めて、チーム全体が緊張していた。第2Qから徐々に自分たちのリズムに持っていけた」と試合を振り返った。


ロースターの12人全員が出場し、11人が得点。先発した元田大陽(22)の10得点をはじめ、若手が与えられたプレータイムで躍動した。元田は「重たい雰囲気を作ってしまったことはすごく責任がある。それでもそこからいい流れを持って来られたのは良かった」と手応えも感じている。準決勝はB2青森と対戦。2年ぶりの東北王者まであと2勝だ。


○…岩手はB1チームを苦しめた。第1Qに一時は14点のリードを奪った。だが第2Qから秋田の勢いに押され、26個ものターンオーバー(ミスによる攻守の入れ替え)で流れを手放した。鈴木裕紀HC(47)は「遂行能力やディフェンスの強度で、時間がたつにつれて徐々に秋田さんとの差を感じる内容になった」と振り返った。ただ第4Qは21−17と競り勝ち、最大22点まで広がった点差も12点まで縮めた。指揮官は「今回の結果は必ずシーズンに生かせる」と前を向いた。


○…山形は福島に86−76で競り勝ち、準決勝に駒を進めた。岡島和真(20)がチーム最多の15得点で攻撃をけん引。岡島は「自分のスピードを生かせるように、スローな部分を作ることをオフシーズンに取り組んで来た」と話し、緩急をつけたドリブルで相手のリズムを崩した。次戦は8月31日のプレシーズンゲームで、76−77と1点差で敗れた仙台と再戦する。

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