錦織圭「久しぶりに見る満員の景色」有観客では約6年ぶりの特別な1勝をかみしめる

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2024年09月14日 20:49  日刊スポーツ

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プレーする錦織(撮影・勝部晃多)

<男子テニス:デビス杯ワールドグループ(WG)1部>◇第1日◇14日◇東京・有明コロシアム



錦織圭(34=ユニクロ)が、国内ファンに“2170日ぶり”の白星を届けた。


第2試合のシングルスで世界ランク237位のニコラス・メヒアと対戦。6−4、6−4のストレート勝ちを決めた。国内では21年東京五輪以来、約3年ぶりの勝利で、有観客では18年10月のジャパンオープン準決勝以来、約6年ぶり。「緊張の中、思っていたぐらいのテニスはできた」と安堵(あんど)した。


チケット完売。ブルーの席を埋めた8780人のファンの期待を、元世界ランク4位は裏切らなかった。第1セット(S)は3ゲーム(G)にブレーク。自身のサービスゲームでは全く隙を見せず、そのまま逃げ切った。続く2S目も勢いを失うことなく、1度もブレークを許さず。「久しぶりに見る満員の景色。ケガしている時のモチベーションだった」と特別な1勝をかみしめた。


若手に経験を積ませたい。そんな思いからデビス杯出場へは葛藤があった。それでも「日本の力になれたらうれしい」と決意。約8年ぶりに代表に復帰した。3戦先勝方式で、勝利チームは来年の本戦出場を懸けた予選に進む。この日は初戦で西岡も勝ち、日本は連勝で王手を懸けた。錦織は15日のダブルスにも出場予定で「油断せずにいく」。連日の快勝で、ファンを沸騰させる。【勝部晃多】

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