【フィギュア】中田璃士、JGPタイ大会2位に「今までで一番悔しかった」次戦でリベンジへ

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2024年09月15日 21:26  日刊スポーツ

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フィギュアスケートのジュニアグランプリシリーズ第3戦タイ大会から帰国した中田璃士(撮影・藤塚大輔)

フィギュアスケート男子の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が15日、ジュニアグランプリ(GP)シリーズ第3戦タイ大会から羽田空港に帰国し、銀メダルに悔しさをにじませた。「今までで一番悔しかったです」と思いを口にした。


昨季のジュニアGPファイナルを制したホープは、14日まで同シリーズに出場。ショートプログラム(SP)、フリーともに2位となり、合計218・71点で総合2位となった。フリーでは冒頭の4回転サルコーでミスがあり、続くトリプルアクセル(3回転半)もシングルに。後半の3回転ループでも転倒した。


優勝したリー(ニュージーランド)とは11・38点差で「練習でできていたことが試合でできずに悔しかった。ちゃんとまとめていれば勝てた試合でした」と厳しく振り返った。特に5月以降に精度が上がっていたという4回転サルコーは「4回転トーループよりも楽に跳べて、練習では1回も失敗していなかった」と自信があっただけに、納得のいくジャンプが跳べなかったことが胸に引っかかった。


一方で「どこを写真で切り取られてもいいように」と注力している表現面では進歩も実感。SPでは演技構成点(PCS)で全体トップとなった。その要因の1つが伸び続けている身長。今月1日の東京夏季では、自身の身長を昨年から6センチアップの「166センチ」と話していたが「この前測ったら、168センチになっていました」とさらに大きくなっていた。


ただ、体格の変化による滑りの感覚のズレは「全然感じてない」といい、今は大きく滑ることを心がけている。昨季よりもストレッチの時間を増やすように努め、周囲から「よく滑るようになった」と声をかけられることも増えた。「今回はジャンプが失敗してもPCSは残っていた。そういう面では日頃の取り組みが生きている」とうなずき、「目標まであと2センチ。170までいければもういいです」とニヤリと笑った。


ジュニアGPシリーズ第7戦中国大会(10月9〜12日)では、トーループとサルコーの2種類の4回転成功と合計250点以上が目標。「勝つしかない。たとえ失敗しても『ちゃんと練習してきた』と後悔のないようにこれからの時間を使って、みんなを喜ばせたいです」と今後に目を向けた。【藤塚大輔】

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  • やはりな。演技を見てて「えらい背が伸びたな」と思った。
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