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フィギュアスケート女子の高木謠(16=東京女子学院高)が15日、2位となったジュニアグランプリ(GP)シリーズ第3戦タイ大会から羽田空港に帰国し「自分のベストの演技ができました。緊張感がある中でまとめられた点は自分を褒めたいです」と手応えを口にした。
ジュニアGPシリーズへの参戦は2シーズン目。ショートプログラム(SP)、フリーでともに2位につけ、自己ベストとなる合計188・54点で総合2位となった。好調に滑り出した要因の1つが、今年1月のユース五輪の経験。前年12月の全日本選手権から合計点を約35点も上げ、銅メダルを獲得した。
それまでは「決めよう、決めようと思い過ぎていた」というが、全日本後は「自分がやるべきことをやろう」と地に足をつけて演技に臨むように切り替えた。「自分のベストが出せればいい」とミスにも寛容になり、「楽しむことができるようになった。気持ちの面がすごく変わりました」と精神面の成長を自覚する。
迎える今季はプログラムで「大人っぽさ」を志向する。同じMFアカデミーの青木祐奈らのアドバイスも取り入れつつ、動きの強弱や柔らかさにこだわり、演技でもさらなる成長を示す。
目標は自身初のジュニアGPファイナル進出。同シリーズ第7戦中国大会(10月9〜12日)へ向け「今年はファイナルに行きたいと思って挑んでいるので、去年とは気持ちも違う。中国大会でも自分のベストを尽くして、楽しく演技ができるように頑張ります」と笑顔で見据えた。【藤塚大輔】
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