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<フィギュアスケート:ロンバルディア杯>◇15日◇第3日◇イタリア・ベルガモ◇男子フリー
昨季の4大陸選手権銀メダルの佐藤駿(20=エームサービス/明治大)が、フリー187・49点の合計285・88点を記録した。ともに自己ベストを大きく更新。イリア・マリニン(米国)、鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)に続く3位につけた。
演目は昨季のフリー「四季」と同様にギヨーム・シゼロン氏が振り付けを務めた「Notos」。冒頭の4回転ルッツで出来栄え点(GOE)4・60点の加点を引き出す好スタートを切ると、続くフリップは回転が抜けてしまったものの、最後まで焦らずに滑りきった。後半には、トリプルアクセル(3回転半)−シングルオイラー−3回転サルコーなどの連続ジャンプを危なげなく成功。演技構成点でも86・58点の好スコアを示し、昨季の4大陸選手権で記録した合計自己ベストを11点以上更新した。
今季は、26年ミラノ・コルティナダンベッツォ五輪のプレシーズンとなる。先月中旬に北京五輪銀メダルの鍵山や三浦佳生らとイタリア合宿に参加し、五輪出場への意欲は強くなった。三浦とは「3人で出たいね」とうなずきあったという。仲間でありライバルでもある。普段ともにする機会の少ない練習を目の当たりにし、「もっとやらないといけないという気持ちになった」と昂ぶらせた。
「今以上に気持ちを高めて、五輪へ悔いなくやっていきたい」。ミラノでの活躍を見据え、ベストを更新し続ける季節にする。
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