【写真】彰子(見上愛)を抱きしめる一条天皇(塩野瑛久) 『光る君へ』第35回「中宮の涙」場面カット
道長(柄本佑)は一条天皇の妻であり、自身の娘でもある彰子の懐妊祈願のため、御嶽詣へ向かう。しかし険しい道と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周(三浦翔平)が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる。
ある日、まひろ(吉高)が物語の続きを書き上げると、宮中で暮らす彰子の前で披露される。彰子は物語に登場する“光る君”に引き取られる少女に自身の境遇を重ねると、まひろに「この娘、この後どうなるのだ?」と問いかける。これにまひろが「中宮様はどうなれば良いとお思いでございますか?」と聞き返すと、彰子は「光る君の…妻になるのが良い」と答え「妻になる…なれぬであろうか? 藤式部、なれるようにしておくれ」とまひろに訴える。
まひろはそんな彰子に、一条天皇に気持ちを伝えるように提案。彰子は困惑した様子で「そのようなことをするなど、私ではない…」とそれを固辞する。しかしまひろは、彰子を感受性豊かな女性と評しながら、思いを告げるべきと背中を押す。
まひろの思いがけない言葉に、彰子が思わず涙をこぼしていると、そこへ一条天皇が姿を見せる。彰子は目の前の一条天皇に「お上!」と呼びかけると、涙ながらに「お慕いしております!」を告白するのだった。
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