佐野慈紀氏、右腕失っても脳が記憶「原点は野球なので戻りたい」「サウスポーなら」

0

2024年09月16日 13:38  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

佐野慈紀氏(2014年10月撮影)

「ピッカリ投法」の明るいキャラで知られる、近鉄や中日などで投手として活躍した佐野慈紀氏(56)が16日、文化放送「くにまる食堂」(月〜金曜午前9時)にゲスト出演。右腕の切断手術について言及した。


佐野氏は感染症の悪化で5月1日に右腕の切断手術を行った。手術直後の様子について「違和感というよりも全身麻酔なので、自分の置かれている状態にパニックになりまして。麻酔が切れる中で、いろんな事がよみがえってくるという感じ。でも自分では腕が付いているという錯覚に陥るんですよ」と振り返った。


続けて「気持ちが落ち着いてきて、集中治療室(ICU)から一般病棟に戻る時に『(右腕は)やっぱりないんだな』と思いましたね。今でもたまに、脳が覚えているので、肘がかゆいとか感じるときはありますね」と話した。


今でも不意に利き腕である右腕を使おうとする瞬間はあると明かし、「全部受け入れたかと言われたら受け入れてないですけど、前を向くしかないので、障がいを背負ったからと言って引っ込み思案になる必要も無いですから」といい、パーソナリティーの野村邦丸も「佐野慈紀のオーラはそのまま残っていますね」と懐かしんだ。


佐野氏は「原点は野球なので戻りたい」と宣言。「腕がなくなって入院しているときに、シャドーピッチングしたんです。左手できるなと。『ピッカリ投法』のサウスポーなら」と笑い、「当時も近鉄がなかなか取り上げていただけなかったので何とか目立とうとしてました」と言及した。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定