【陸上】やり投げ北口榛花、パリ五輪金メダル後初の凱旋帰国 来季は「アジア記録を更新したい」

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2024年09月16日 15:11  日刊スポーツ

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帰国し花束を手に笑顔を見せるやり投げの北口(撮影・足立雅史)

陸上女子やり投げでパリオリンピック(五輪)日本女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得した北口榛花(26=JAL)が16日、欧州から羽田空港に帰国した。五輪後はすぐに拠点のチェコへ戻ったため、これが金メダル獲得後では初の凱旋(がいせん)となった。


14日(日本時間15日)にはベルギーで開催された世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルで日本人初の2連覇を達成。歓喜の優勝からわずか1日半ほどの中、笑顔で日本へ降り立った。「今年のシーズンはじめはあまり調子がよくなかった中、重要な試合で勝ちきれたのは大きなこと。記録では自己ベストが出なかったので悔しいが、大事なところで良い記録は出せた」と振り返り、来季へは「アジア記録(67メートル98)を更新したい。来年は東京で世界陸上もあるので、日本の皆さんの前で良い投てきができるように(したい)」と力を込めた。


地元の北海道ではパレードも予定されており「パレードは私が生まれてからやっていないことで光栄。想像もできない。(北海道へ)帰ってラーメンを食べたい。ラーメンやおすしなど北海道のおいしいものを食べられたらいいなと思っています」と笑みを浮かべた。


北海道・旭川東高入学後に陸上を始めた北口は、19年からチェコ人のデービッド・セケラク・コーチに師事。21年東京五輪では同種目57年ぶりの決勝進出を果たした。22年世界選手権では、日本女子投てき種目で世界大会初の表彰台となる銅メダルを獲得。23年同選手権では金メダルをつかみ、同年に日本記録を67メートル38まで更新した。


昨年7月から今年5月にかけては国内外の大会で11連勝を記録。今季序盤は体のコンディション維持に苦労したが、コーチやスタッフらと相談を重ねながら状態を上げ、パリ五輪では1投目の65メートル80で逃げ切った。今月14日のDLファイナルでは、2位で迎えた最終6投目で今季自己最高の66メートル13を記録。劇的な逆転優勝で2連覇を飾った。

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