【スケボー】世界選手権最年少優勝の17歳佐々木音憧、ロスへ闘志「戦っていける技できた」

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2024年09月17日 11:56  日刊スポーツ

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世界選手権の金メダルとトロフィーを手に写真に納まる佐々木(撮影・勝部晃多)

14日までローマで行われたスケートボード世界選手権で史上最年少優勝を飾った男子の佐々木音憧(とあ、17)が、4年後のロサンゼルスオリンピック(五輪)での逆襲へ闘志を燃やした。


17日、ミュンヘンから羽田空港に帰国。日本勢では21年の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)、昨年の白井空良(ムラサキスポーツ)に続く3人目の頂点に立った同大会を「いまだにあんまり実感が湧いてない」と振り返りながらも、合計276・64点で2位に11点以上の大差をつける大勝に「大きい点数が出せたので、これからも戦っていける技ができた」と手応えを示した。


22年マイナビ日本オープンで優勝。米国のレジェンドスケーター、ナイジャ・ヒューストンに実力を見いだされて飛躍を遂げたが、パリ五輪は予選シリーズで敗れ、初代表を逃した。それでも「最後の最後まで頑張って戦って無理だったんで、そこはやっぱり実力不足」と受け入れ、ひた向きにベストトリックのメーク率向上に着手。パリ五輪で2連覇した堀米や白井、小野寺吟雲らは出場しなかったものの、最高峰の舞台で頂点にかけ上がり、「次は絶対に(五輪へ)行きたい」と28年の大舞台へ決意は固まった。


三重・四日市市出身。練習環境を求めて愛知・蒲郡市に移住し、兄の来夢、小鈴祥大とスケーター3人で共同生活を送る。「自分の技が調子悪くて乗れない時とかも近くで見てくれてアドバイスしてくれる。どこを変えた方がいいかとか聞けたりできるんで、助けられている」と、切磋琢磨(せっさたくま)。生活面でも、自身は3人分の料理をつくるが「それ以外(の家事)は全部任せっきり」と感謝する。


20日に千葉・幕張メッセで開幕する世界最高峰のアクションスポーツの祭典「Xゲーム」にも出場予定。「いい順位で終わりたい。上の人たちと戦えるようになれたら」。頼もしい仲間たちとともに夢をおいかける。

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