JR東日本は9月19日、予約や預け入れ、宅配便の受け取りなどができる多機能ロッカー「マルチエキューブ」で、発送サービスを開始する。同社は駅の外やレジャー施設、商業施設などへのマルチエキューブ設置を進めており、2026年度までに1000台3万口を展開予定だ。
開始するのは「ロッカーホテル即配サービス」と「ロッカーどこでも配送サービス」の2種類。ロッカーホテル即配サービスは、駅のロッカーに預けられた荷物を指定の宿泊先に配送。ホテルに立ち寄ることなく、手ぶらで観光や出張が可能になる。
利用者は事前に専用サイトで予約し、対象のロッカーに荷物を預け入れる。配送料金は3100〜3500円で、荷物のサイズによって異なる。発送箇所は東京駅、新宿駅、上野駅、品川駅、池袋駅に設置されているマルチキューブで、東京23区内と浦安市内のホテルで受け取り可能。発送箇所や受け取り可能なホテルは、順次拡大する予定だ。
ロッカーどこでも配送サービスは、駅のロッカーに預けられた荷物を指定場所に配送するもの。利用方法はロッカーホテル即配サービスと同じく、事前に専用サイトで予約し、対象のロッカーに荷物を預け入れるだけ。利用料金は関東から関東向けに配送する場合、荷物1個当たり2500〜4200円。発送箇所は東京駅と新宿駅にあるマルチキューブで、一部地域を除いた日本全国に発送可能だ。
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JR東日本は、マルチエキューブ拡充により、ロッカーの多機能化と駅の物流拠点化を推進。駅の物流拠点化を進めることで、物流2024年問題の解決への貢献を目指している。
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