【陸上】立大・小川陽香、日本インカレ初V「うれしい気持ちでいっぱい」2度目の1万mで躍動

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2024年09月20日 06:14  日刊スポーツ

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女子1万メートル決勝、1位でゴールし笑顔を見せる小川(左)(撮影・垰建太)

<陸上:日本学生対校選手権(日本インカレ)>◇第1日◇19日◇神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu◇女子1万メートル決勝



23年U20日本選手権女子3000メートル王者の小川陽香(立教大2年)が33分04秒54で優勝した。学生の大会では初の日本一のタイトルをつかみ「すごくうれしい気持ちでいっぱい。練習をこなせるようになっていたので、自信を持って臨めた」と声を弾ませた。


中盤までは不破聖衣来(拓殖大)が引っ張る先頭集団で冷静にレースを進めた。8000メートル過ぎから順位が入れ替わる中、残り400メートルで「出てみよう」とスパートをかけた。2位の野田真理耶(大東文化大)に0秒80差で競り勝った。


東京・順天高から23年春に立教大へ進学。今季は4月下旬に左ひざの腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)を損傷し、約1カ月ほどは「少しジョグをして痛くなって…という症状を繰り返していた」という。復帰にあたっては練習強度を必要以上に抑えるようになっていたが、夏合宿では徹底した走り込みで基礎を見直した。「チームのみんなや他大学の方にもお世話になって、良い経験が積めていた。(今日は)尊敬する先輩方がたくさんいるレースだったので自信になる」と笑顔でうなずいた。


この日が2度目の1万メートルのレース。昨年11月の初レースでも32分29秒14で1位となっており、これで2戦2勝となった。「自分はチャレンジャーだと思っているので、少しでも先輩方に追いつけるようにしたい」と控えめに優勝をかみしめた。


同種目で日本歴代3位の自己記録を保持する不破は約4カ月ぶりのレースに臨み、33分12秒79で7位となった。

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