元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が自身のYouTube『岩本勉チャンネル』で、現役引退時、日本ハムからコーチ就任のオファーがあったことを告白した。
■現役引退時にコーチ就任オファーがあった
岩本氏が視聴者からの声に答えた今回の動画。そのなかで「どうしてコーチをやらないんですか?」という質問が寄せられる。
これに同氏は「今、言えることは僕が現役を退くときには声をかけていただいてるんですよ、ファイターズから」と現役引退時にコーチのオファーがあったことを明かした。
関連記事:岩本勉氏、ネット上で物議の西武・阿部真宏コーチの判断に独自見解 「急には止まれない」
■断った理由は?
オファーを断った理由については「16年間ずっとファイターズにいたので、外の野球とか、すごく勉強したくて。セリーグとか全く違うキャンプを行うとも聞いたこともあるし。ほかのチームのいろんなキャンプの色があるというのでそれも見たかったりとか、シーズンの戦い方とか勉強したくて出た」と説明する。
|
|
さらに「意外と性に合ってんねん、しゃべるのが。やりがいを今、感じているわけ。運良くファイターズが優勝してくれたり、パレードを中継したり。20年近く経ったら、今度、自前の球場も作った。俺よりしゃべるやつがいたら、連れてきてくれ」とコメントした。
関連記事:北海道日本ハムの新外国人投手・ザバラを岩本勉氏が絶賛 「えげつない…」
■「準備はできている」
現在タレントとしても活動する元日本ハムの杉谷拳士氏に脅威を感じていると話した岩本氏は「コーチのオファーがないことはない」と告白。
続けて「でも今、僕はメディアの世界に入って、野球を皆さんにお届けする役割をいただいていて、 その責任をまだまだ果たさなきゃいけないと思っている人なので」と解説者としての活動を継続したい意向を示す。
一方で「指導といった意味では、準備はできています」と、指導者としての準備もできていることを明かした。
|
|
関連記事:新庄剛志監督率いる日本ハムの“今季2度目の5連勝”を岩本勉氏が称賛 「すべてが強い」
■今後オファーがあったら?
話を聞いたスタッフは「じゃあ、今シーズンのオフにオファーがあったらどうしますか?」と質問する。
これに岩本氏は「めちゃくちゃ熟慮しますよ。今やっている活動もやりがいがあるんで。53になって、もうすぐ60がやってくる。還暦のあと、どうやってご飯食べていくんですかとなったときに、なにが1番の選択なのかってなってくるんで」とコーチ就任に含みをもたせる。
さらに「そういう声が上がったときには、センシティブに熟慮させてください。自信はある」と語った。
|
|
関連記事:新庄剛志監督はサヨナラ被弾した齋藤友貴哉を「今後も使ってほしい」 岩本勉氏が提言
■現在はホリプロに所属
岩本氏は日本ハム一筋でプレーし、通算63勝。上田利治監督時代のファイターズでエース格として活躍し、1998〜99年は2年連続二桁勝利を挙げている。
東京に本拠地を置いていた時代、日本ハムの露出が少ないなか、明るいキャラクターでパフォーマンスを披露し、球団の知名度アップに貢献した。
引退後はホリプロに所属。北海道を中心に解説やタレントとして活動している。2021年オフ、新庄剛志監督誕生時には投手コーチ就任も噂されたが、実現しなかった。
■岩本氏がコーチ業を語る
・合わせて読みたい→新庄剛志監督率いる日本ハムの“今季2度目の5連勝”を岩本勉氏が称賛 「すべてが強い」
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)