ユノが突然大声を出したので、僕は面食らってしまった。まったく話が見えてこない僕。ストーカーなんて言うわりにちょっとウキウキしながら話すユノを見つめ、ポカンとしてしまった。ようやく我に返り、きちんと聞いてみることに。
僕はユノからの話に驚いてしまった。なぜなら僕の知っているマツバラさんは、優しいながらも思ったことはちゃんと伝えられる人で、誰かに粘着して困らせようとするタイプには見えなかったからだ。
ユノは、とても気にしているようだった。元カレといえど、自分に付きまとっていた人と夫が同じ会社に勤めていると知ったのだから、当然のことだろう。
A社から内定が出たと告げたときのユノの反応に、少し違和感を抱いてはいた。
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話を聞くと、付きまとい程度で深刻な実害があったわけでもなかったよう。しかし正直な話、僕が見る限りではマツバラさんはそんなことをする人には思えないんだけれど……。
ユノにそう告げることもできず、ひとまず話を終えることにした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび
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