【バスケ】北海道の高卒ルーキー内藤耀悠「1秒でもプレータイムを伸ばしたい」5日開幕・島根戦

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2024年10月02日 20:40  日刊スポーツ

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レバンガ北海道の内藤は、実戦形式の練習でドリブルする(撮影・中島洋尚)

やれるだけやる−。バスケットボールBリーグの24−25シーズンが、3日に開幕する。レバンガ北海道は、5日のアウェー島根戦が初戦。レバンガU−18から唯一トップチーム昇格を果たしたU−19日本代表の内藤耀悠(てるちか、18)が、プロデビュー初年度からの貢献を誓った。


  ◇  ◇  ◇


自陣でリバウンドを取ると、内藤は全力ドリブルで敵陣の深くへと疾走する。208センチの新外国人ライアン・クリーナー(26)のブロックを押し込みながら味方にパス。トレーニング終盤には足をつったが、それほど懸命に先輩に食らいついた。「日々の練習で自分をアピールして、1秒でもプレータイムを伸ばしたい」。期待の高卒ルーキーが、力を込めた。


昨季までの2年間は、ユース育成特別枠のアマチュア選手としてBリーグのコートに立った。3月に高校を卒業した今季からは、U−22枠だがプロ契約。初任給も振り込まれ、「家族でご飯に行った時に『(給料が)入ったから払うよ』と言ったら、『それは親のプライドが許さない』と言われた」と苦笑い。「もう少し余裕ができたら、旅行に連れていってあげたい」と、付け加えた。


2月から2カ月間はスペイン留学で、世界トップクラスの技を体感した。日本代表として来年のW杯出場権をかけたU−18アジアカップには敗れたが、国際経験も積んだ。小野寺龍太郎監督(43)は「チームの勝利に貢献できる選手であることは間違いない。まずはこのチームのシステムに慣れ、周りとの連携を深めて、コートに立つ時間を長くしていってほしい」と期待を寄せる。


6月末から始めた1人暮らしでは、4〜5日分のカレーをまとめて作り、ジャガイモをつぶしてコロッケも作る。「基本的なところをしっかり振り返れるように、そしてその先まで見据えられるように、工夫して、模索して、向上心をもって」。今季の活躍はもちろん、夢のNBAに向けての第1歩を踏み出す。【中島洋尚】


○…今季主将を務める2年目の島谷怜(24)と、フィリピン代表のドワイト・ラモス(26)の2人が、意気込みを口にした。チーム史上最年少主将の島谷は「アウェーで2勝して、ホーム(帯広)ゲームに向かうのがベスト」。ラモスは「アウェーですが、良いスタートを切れるように」と、ともに昨季西地区4位の難敵・島根戦の連勝を期した。


◆B2信州から移籍した星野京介「(本来SGだが)ポイントガードなど、いろんなところに挑戦している中で、自分の武器を磨き、シーズンを通して成長したい」


◆SR渋谷から移籍の盛実海翔「新しいチームで、新しい観客の前で自分のプレーを見せられたらと思う。自分らしいプレーでチームの勝利に貢献できればいいなと思っています」

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