9月29日にドイツで開催されたベルリンマラソンで、日本歴代2位の2時間5分12秒で6位に入った池田耀平(26=花王)が3日、出身地の島田市役所を表敬訪問した。染谷絹代市長(70)らと対面し「目標にしていた日本記録には16秒及ばず、悔しい気持ちもあります。ただ、やってきたことは成果として表れた。今後につながるレースになったと思います」と報告した。
池田は島田一中時代は野球部に所属。島田高で本格的に陸上を始め、日体大では2年時から箱根駅伝を走った。卒業後は花王に所属し、23年大阪マラソンでマラソン初挑戦ながら2時間6分53秒をマーク。自身3度目のレースとなった今回のベルリンで、この自己記録を1分41秒も更新した。
地元から誕生したマラソン界の新星の訪問に、市役所の入り口では多くの職員や市民が出迎えた。染谷市長も「いろんな所で『池田耀平』という名前が、たくさん見られるようになると思う。これからも心からの声援を送り、活躍を楽しみにしています」と大きな期待を寄せた。
来年9月に東京で開催される世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)も突破。代表入りに大きく前進した。池田は「今日も、改めてたくさんの方々が応援してくれているんだなと実感した。結果で期待に応えて、地元を盛り上げていけたらと思う。まずは、世界陸上の代表を決められるようにやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。【前田和哉】
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