お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が10日、Ameba公式ブログを更新。詐欺の疑いで逮捕された人物と面識があったことを明かし、その印象についてつづった。
■工事を装って金をだまし取った疑い
西野が会ったことがあるのは、会社役員の古沢大志容疑者で、都内の焼肉店の開店工事をしたように装い、店から約3,600万円をだまし取った疑いが持たれている。
報道によると、古沢容疑者らは架空の請求書で工事を発注したように装っていたが、実際に工事をした別の会社が、工事費が支払われないと訴えたことから事件が発覚した。
調べに対し、同容疑者は容疑を否認しているが、警視庁ではあわせて2億9,000万円ほどをだまし取ったとみて調べているという。
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■「お仕事の話を持ちかけられたことはある」
古沢容疑者と「何度か会ったことがある」と明かした西野は、「直接お仕事をしたことは無いのですが、お仕事の話を持ちかけられたことはあるし、僕と近しい人はお仕事をしたこともあって…」と触れる。金をだまし取られた人物とも面識があり、「やられました」と話していたことも打ち明けた。
「まだ『容疑者』なので勝手なことは言えない」としつつ、同容疑者について「お仕事内容でいうと広告とかSDGsまわりのことをやっていて、行政の仕事もバンバン回していました」と説明。
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■詐欺師というより「商売人」
その印象について、「まとっていたオーラはどうだったかというと、たしかに『いかがわしいキャラ』ではあったのですが、詐欺師のソレというよりも、『お金になることなら頑張ります』という商売人のソレで、なんというか『まぁ、こういうキャラの人っているよねー』という感じの人でした。今思うと本当に優秀な詐欺師だったのだと思います」とつづる。
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「端から見ているかぎり、(セコさは臭うけど)仕事はできる感じで、勝手なイメージですが『たしかに、その仕事はお金になるかもしれませんが、それは良くないことなので、やめましょう!』と言っちゃうような(悪に染まらない)誠実さもチラホラと覗いていました」とも振り返った。
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■「ほぼ回避しようがない」
続けて、「そもそも詐欺って人を騙さなきゃいけないわけだから『こいつ、怪しいなー』というオーラをまとっている人は詐欺師にはなれなくて、さらには人を騙す為には人を喜ばせることもしっかりとやっているんですね」と指摘。
「よく『嘘をつくには本当を混ぜなきゃいけない』と言いますが、その人は『本当』を混ぜていたんです。つまり『仕事ができる人(仕事で結果を出す人)』だった」とも。
そのため、「優秀な詐欺師というのは仕事人としても優秀だから結論としては『優秀な詐欺師は、ほぼ回避しようがない』といったところです」とし、「『気をつけて』と言っても、なかなか気をつけようがないのですが、一つ確かなことは、優秀な詐欺師は大きなお金が動くところを狙うので、大きなお金を扱う時は気をつけてください」と呼びかけている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)