タイム更新合戦の末、佐藤蓮が一番時計。タイトル争う役者も軒並み上位に。Juju19番手/SF第6・7戦金曜フリー

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2024年10月11日 16:20  AUTOSPORT web

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2024スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
 10月11日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権第6・7戦を前にした金曜専有走行が行われ、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムを記録した。

 第5戦もてぎ大会から7週間、7月の第4戦に続く今季2回目の富士大会は、1大会2レース制の週末となる。土曜朝に第6戦予選、午後に決勝。日曜朝に第7戦予選、午後に決勝というスケジュールとなり、金曜の90分間の専有走行が予選前唯一の走行機会となった。

 今週末は前戦に引き続き、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車でニック・デ・フリースがエントリー。唯一の外国籍ドライバーとなる。

 13時40分、気温21度/路面温度30度というドライコンディションの下、セッションが始まった。なお開始から30分間は、OTS(オーバーテイクシステム)の試用が合計20秒間、認められている。

 序盤は佐藤、山本尚貴というPONOS NAKAJIMA RACINGの2台が暫定ワン・ツーでタイミングモニター最上段につけるが、各車が続々とこれを上回って1分24秒台に突入していくと、開始20分を前に、夏の富士ラウンドで勝利を飾った坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分24秒087で暫定首位に立つ。

 これにランキングリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)が続き、3〜4番手にはこのところ好調のKids com Team KCMGの2台が、福住仁嶺、小林可夢偉という順で続いた。

 佐藤が再びタイムを上げて3番手に浮上するなか、ダンロップ・コーナーへの進入では国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が単独スピンを喫するシーンも。

 30分過ぎには、福住が1分23秒791までタイムを縮め、坪井の暫定ベストを上回る。すると可夢偉も23秒台に入れて、KCMGのワン・ツーが形成されるが、またしても佐藤が1分23秒654へとベストタイムを縮め、暫定首位に立った。

 さらに、タイトルを争う山下健太(KONDO RACING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も上位へと進出してくるなか、残り20分を切って福住はまたしてもタイムを更新、1分23秒500を記録する。

 秋の陽が傾くなか、残り10分を切ってアタック合戦が本格化すると、まずは野尻が1分23秒125へとタイムを伸ばし暫定首位へ。野尻は各車がアタックするタイミングを前に、ピットにマシンを戻した。

 ラストアタックでは、福住が1分22秒910と最初に22秒台に入れてトップタイムを記録するが、直後に岩佐が1分22秒802と全体ベストを更新。そしてチェッカーが振られるなか、さらにこれを上回って1分22秒769を記録したのは佐藤だった。

 これにより、この週末唯一のプラクティス・セッションは佐藤が首位。2番手以下は岩佐、福住、牧野、野尻、山本、坪井、阪口と続くトップ8となっている。

 最後のアタックで、TGR(1)コーナーでのオーバーランがあった可夢偉は9番手。終盤にタイムを上げて10番手とした小高一斗(KONDO RACING)は、チェッカー後に2コーナー先でマシンを止めている。

 今季注目のルーキー、Juju(TGM Grand Prix)はセッション中盤に1分25秒272をマーク。さらに残り20分を切ったところで1分24秒727までタイムを縮め、この時点で首位との差は約1.1秒。最終アタックでは1分24秒553までタイムを削り、21台中19番手(トップと1.636秒差)で走行初日を終えた。

 第6戦予選は10月12日土曜日の午前9時から始まる予定だ。

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