ノリスの“精神的な弱点”を指摘するレッドブルのマルコ。本人は緊張を認めるも、対処方法を見つけ実行していると明かす

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2024年10月16日 18:10  AUTOSPORT web

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2024年F1第18戦シンガポールGP ランド・ノリス(マクラーレン)
 レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの最大のライバルであるランド・ノリス(マクラーレン)を激しく攻撃し、ノリスはタイトルを争うには「精神的な弱点」が多すぎると非難した。

 マルコは、オーストリアの国営テレビ局『ORF』とのインタビューで、フェルスタッペンを称賛したが、一方でノリスの能力と強みについて最小限の評価しかしなかった。フェルスタッペンについて、マルコは「彼は最高で、最速だし、何よりシャルル・ルクレール(フェラーリ)やランド・ノリスよりも世界選手権を理論的に争える精神力がある」と主張した。

 その後、81歳のマルコは攻撃に転じ、「ノリスには精神的な弱点があることはわかっている」と主張した。

「レース当日に優れたパフォーマンスを発揮するために、彼が行う必要があるいくつかの儀式について読んだことがある」

 これらのコメントは、ノリスが数カ月前に行った非常に率直なインタビューを受けてのものだ。そのなかでノリスは、モータースポーツを始めた頃から常に大きなプレッシャーを感じていたことを認めている。

「常にプレッシャーがあると思うが、それが一番の問題だ。予選やレースでは今でもとても緊張する。興奮すると同時に緊張もしている」とノリスは語った。

 ノリスは、初めの頃に成功を収めた後ソーシャルメディアで攻撃を受けたときの、自身のメンタルヘルスとの闘いについてオープンにし、「日曜日は何も食べない。それに日曜日には飲み物を飲むのも苦労する。緊張しているし、プレッシャーを感じているからだ」と明かした。

 マルコがまったく触れなかったのは、ノリスが自分の問題に対処する方法を学んだようだということだ。ノリスは次のように述べた。

「問題は、それをいかにポジティブなものに変えるか、それが自分に悪い影響を与えないようにするかということだと思う。正しいことなどに集中できるように、実際にそれをうまく活用するにはどうすればいいだろう? 今は確実にそうしている。おそらくこれからもずっとそうだ」

「Q3に進むとき、つまり、出走して結果を出さなければならない予選ではとても緊張するし、プレッシャーがある。何かひとつでもやってしまうと、ブレーキを数センチ踏んだり、1分遅くなりすぎたり、間違ったタイミングで曲がったり、あるいは何であれ、すぐに終わりになってしまう。そのことを知っているだけで、とても強い感情が湧く」

「同時に、それはどんなスポーツでもどんなことでも再現できるとは思えないような、素晴らしい感覚でもある」

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