上方落語の賞レース「喜楽館アワード2024」の会見が31日、神戸・新開地の喜楽館で行われた。
出席したのは、12月9〜15日の「喜楽館アワード決勝ウイーク」に進出する桂ちょうば(46)林家染吉(43)桂佐ん吉(40)笑福亭鉄瓶(46)桂三四郎(42)。
来年3月に4代目桂米之助を襲名するちょうばは「6月に師匠(桂ざこば)が亡くなりましたが、今も近くにいるような気がしています。ちょうばとしては今回が最後の一戦。優勝して最高の形でちょうばから卒業したいです」と気合を込めた。
鉄瓶は「勝ち負けは時の運もあります。喜楽館アワードを通じ、上方落語全体が盛り上がるのが一番です」
三四郎は「優勝します! 常に闘っている師匠(6代桂文枝)をそばで見ているので、緊張感をもって臨みます」
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佐ん吉は「喜楽館も、繁昌亭(大阪)も地元の商店街があってこそ。優勝したなら賞金でお世話になっている商店街に恩返ししたいです」
染吉は「決勝には気楽に臨みたい。野球でいえば、三振を恐れることなく全力で強振します!」
審査は当日、喜楽館に来た観客の投票と、生放送するABCラジオのリスナーによる投票で決まる。また優勝賞金は喜楽館に設置された募金箱でまかなわれる。昨年優勝した桂雀太は賞金109万円をゲットした。
喜楽館アワードは、キャリア16〜25年の上方落語家が対象。
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