森香澄、ひょうろくと尖った新企画　“倍速視聴”の流れに逆らい“0.5倍速”で収録

　フリーアナウンサーの森香澄が出演するテレビ朝日系バラエティー『森香澄の全部嘘テレビ』（毎週水曜　深2：34）が30日深夜に放送された。今回は「芸能界ともだち名鑑」と題し、お笑い芸人のひょうろくが登場し、森と初共演をはたした。

【写真】ひょうろくと尖った企画に参加した森香澄

　さかのぼること3ヶ月前、森はスタッフとの打ち合わせで「最近の若い子はテレビ番組の見逃し配信を倍速再生で観るらしい」「時間をかけて作っているものを倍速で観られるのは悲しくないですか!?」とスタッフに問いかける。森は「制作者の方々が必死に作っている物の良さをそのままお届けしたい！」と語気を強めて訴え「これは対策を考えましょう！」と立ち上がった。

　“倍速再生対策会議”では、森は真剣な顔で「間とか大事にしている。それは残したい！」「スタッフは綿密な計算しているじゃないですか、1フレ単位で編集しているのに、それを倍速再生…悲しい」と嘆き、ホワイトボードにアイデアを書き込んだり、「それって面白いですか？」とたずねる場面も。

　その結果、ゆっくりの動きの0.5倍速で収録するという結論に。オープニングから話し方、拍手もゆっくり。不思議な空気感のなか、ともだち候補のひょうろくが“ゆっくり”現れる。

　1つ目のなかよし企画は「なかよしクッキング」。2人で協力して料理の作り、今回作るのはビーフストロガノフ。ゆっくり、手際良く料理する2人だが、時間がかかりすぎて料理が終わらないというスタッフからの指摘に「そうですね、編集で飛ばしちゃいましょうか」とすぐに切り替える森の反応も。これまでにない斬新企画に視聴者からは「かわいい」「しっかり1倍速で観ました！」という声も見られた。

　企画の中では北海道日本ハムファイターズを応援するファイターズガールが「The Fox」に合わせて踊るチアダンス、“きつねダンス”にも挑戦。耳カチューシャとお尻にしっぽをつけて、ゆっくりノリノリで踊る森。決めポーズで終了したと思ったが…なんだか納得いかない表情の森。

　「ダンスの切り抜きが流行るのでちょっと一回確認していいですか？」と視聴者に切り抜き動画を拡散される想定をした森は映像チェックに入ると「ちょっとテンポが遅れていますよね」とひょうろくに指摘。「頼むよ、ひょうろく」とぼそっと言い放つ場面も。終盤は持ち直して息の合ったダンスで本当の「ともだち」になる。しかし、終了直後に見せた森の姿にひょうろくはあ然とする。