企画展「漫画家・森薫と入江亜季 展 ―ペン先が描く緻密なる世界―」が、本日11月2日に東京・世田谷文学館でスタートした。
【大きな画像をもっと見る】「エマ」「乙嫁語り」の森薫と、「乱と灰色の世界」「北北西に曇と往け」の入江亜季。2人は同時期にデビューし、同じ雑誌で連載を重ね、ともに成長してきた関係にある。また両名とも、アナログの手描きにこだわり続けているマンガ家だという点も共通している。
「漫画家・森薫と入江亜季 展」ではそんな森と入江のマンガ原稿やイラストを約400点とたっぷり展示。デビュー後の作品はもちろん、同人誌時代から、イベントやキャンペーンで描いたイラスト、本展のために描き下ろした新作まで、彼女たちのマンガ家としての軌跡を一挙にたどることができる。机周りや創作メモ、取材の様子など執筆の現場も紹介。マンガができるまでを追ったコーナーも用意された。関連資料を含めると展示は600点以上に及ぶ。
また会場には、鑑賞のポイントを解説したり、イラストの裏話を知ることができたりするコメントも多数掲示。読者からの質問に答えるQ&Aのほか、森と入江がお互いの印象を語ったり、互いの好きな絵を紹介したりと、合同展ならではのメッセージも読むことができる。
「漫画家・森薫と入江亜季 展」は2025年2月24日まで開催。物販コーナーには本展のオリジナルグッズも用意されている。
■ 漫画家・森薫と入江亜季 展 ―ペン先が描く緻密なる世界―
期間:2024年11月2日(土)〜2025年2月24日(月・祝)
時間:10:00〜18:00
会場:東京都 世田谷文学館 2階展示室
入場料:一般1000円、65歳以上・大学・高校生600円、小・中学生300円、障がい者手帳をお持ちの方500円 ※団体割引あり
※毎週月曜日は休館。月曜が祝日の場合は開館し、翌日が休館となる。また年末年始にあたる2024年12月29日から2025年1月3日までも休館。