物価高騰が止まらない。帝国データバンクによれば、10月に値上げされた食品の数は2911品目で今年最多だという。世の主婦たちはどのようにやりくりしているのだろう。
愛知県の40代女性は、結婚してから毎朝欠かさずフルーツを食べていたが、物価高に伴ってその習慣を断ったという。背景には、「食品の中でもフルーツの値上がりは凄まじい」ことがあったと語る。(文:長田コウ)
「電車賃すらもったいないと思うようになった」
また、「お菓子類も8割ほど」減らしたという女性だが、物価高の世の中に対し、こう訴えている。
「物価高を受け入れ、企業がしっかり儲かり、巡り巡って所得が増えることを願ってます。政府は、税金を使ったバラマキではなく、企業が独り立ち出来るような政策を考えるべき‼」
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東京都の60代前半の女性(年収800万円)は、物価高に伴い、「デパ地下での買い物」をしなくなったそう。
「物価高安月給で、デパート自体に行かなくなった。服もSHEINやユニクロで十分と悟った」
これまで、銀座などに出向いた時には、「ささやかなぜいたくとしてデパ地下で総菜やパン、弁当」を買っていたが、それすらも辞めたという。過度に出費を抑えるようになったようだ。
「以前は催事の駅弁とか地方の物産展にも出かけたものだが、電車賃すらもったいないと思うようになった。同様にスターバックスにもいかなくなった」
一方で、食費を削ることはストレスになると分かっているため、これ以上大きな節約をするつもりはないという。その他で必要最小限の出費にする工夫が窺える。
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「キラキラ系のエンタメ消費は諦めている。スーパーも紀伊國屋や明治屋、せいぜい成城石井でないとと思っていたが、いまはイオンすら高い」
そんな女性だが、ネットスーパーは利用している。理由は、
「猛暑の中買い物いくことを思うと割高でもお得感がある」
それだけは値段以上の価値を感じているようだ。
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