11月5日、MotoGPを運営しているドルナスポーツは、洪水により開催中止とした2024年MotoGP第20戦バレンシアGPの代替レースをスペイン・バルセロナにあるカタロニア・サーキットで開催することを発表した。開催日程は、11月15〜17日と変更はない。
10月29日にスペインのバレンシア州を記録的な豪雨が襲い洪水が発生。バレンシアの地元紙エル・パイスは電子版では、11月2日時点で洪水により214人の犠牲者が出ていると報じられている。
スペイン・バレンシアにあるリカルド・トルモ・サーキット自体の被害は少ないものの、周辺地域やバレンシア市内は大きな被害を受けており、早期復興のために中止が決断された。
そして今回、第20戦バレンシアGPの代替サーキットが発表されたが、2024年のMotoGP最終戦の舞台となったのは、第6戦カタルーニャGPも開催されたカタロニア・サーキット。ラウンド名は第20戦ソリダリティーGPとして行うことも明かされた。
先の第19戦マレーシアGPでは、MotoGPクラスのスプリントの前に、バレンシアでの洪水の被害を悼み、1分間の黙祷が捧げられた。また、各クラスのマシンには喪章がつけられた。