切り干し大根といえば、甘い味付けで煮物にすると美味しいですよね。大根の旨みと栄養素が凝縮されているので、おすすめの腸活食材でもあります。切り干し大根ならではの、独特のシャキシャキした食感はやみつきです。
でも正直、切り干し大根を毎回水で戻すのは少しめんどくさいな〜…と思ったことはないでしょうか?
今回は、切り干し大根を水で戻さず時短で作れる、ぱりぱり食感が美味しいサラダをご紹介します。切り干し大根の腸活&健康効果もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。(初公開日は2022年11月4日 記事は取材時の状況)
◆切り干し大根の腸活&健康効果
切り干し大根には、さまざまな栄養素が多く含まれています。特に豊富なのが「不溶性食物繊維」です。食物繊維という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、不溶性食物繊維はその中の1種。
食物繊維には、主に「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があるのですが、不溶性食物繊維は主に次のような作用が期待できます。(※1)
・腸の蠕動(ぜんどう)運動の促進(腸を活発に動かす)
・余分な脂肪を排出する
・発がん物質を吸着し排出する
また、切り干し大根は整腸作用があるだけでなく、血糖値の上昇を抑える報告も。(※2)食事の15分前か、食事と同じタイミングで生の切り干し大根を食べることで、血糖値の上昇を抑えることができると分かりました。
血糖値の上昇を抑えることができれば、痩せやすくなり、糖尿病の予防にもなります。今回ご紹介する腸活レシピは、火を使わず生で食べられるので、血糖値の上昇を抑制する効果も期待できそうです。
それでは早速、生の切り干し大根を食べることができる、簡単ぱりぱりサラダの作り方をお伝えしますね。
◆<材料>切り干し大根の腸活ぱりぱりサラダ
切り干し大根…30g
きゅうり…1本
☆醤油、お酢、すりごま…各小さじ2
☆ごま油…小さじ1
☆かつお節…小分け1袋
☆白ゴマ…好きなだけ
◆<作り方>切り干し大根の腸活ぱりぱりサラダ
1. キュウリを千切りにし、袋に入れて塩をかける。
切り干し大根も水で洗って同じ袋に入れる(水で戻さなくてOK)。
2. 袋を揉み、振ってから5分ほど置いて、水気を絞る。袋の端を切ると絞りやすい。
3. ボウルに☆の調味料を合わせる。
2を入れて混ぜ合わせたら完成!
◆冷蔵で4日ほど保存可能
そのまますぐ食べても美味しいですし、5分ほど置いておくとより味が染み込みます。日持ちは、冷蔵で4日ほど保存可能なので、常備菜にもおすすめです。夕食やお弁当のおかずはもちろん、お酒にも合いますよ。
◆切り干し大根の腸活ぱりぱりサラダ、おすすめの食べ合わせ
切り干し大根の腸活ぱりぱりサラダを食べる時は、ぜひ「海藻類」も一緒に食べてみましょう。理由は、上述の通り、切り干し大根には不溶性食物繊維という成分が多いから。食物繊維には2種類があることもお伝えしましたが、その両方をバランスよく取り入れることが大切です。
海藻類には「水溶性食物繊維」が多く含まれています。なので、不溶性食物繊維が豊富な切り干し大根と、水溶性食物繊維が豊富な海藻類の相性は抜群なのです。今回ご紹介した腸活ぱりぱりサラダと一緒に、もずく酢を食べたり、わかめ入りのお味噌汁などを添えてみてくださいね。
◆切り干し大根で腸活しよう
今回は、水戻しなしで作ることができる、切り干し大根の腸活レシピをご紹介しました。千切りした人参やもやしを加えて、かさ増しすることもできますよ。
切り干し大根ときゅうりのぱりぱりした食感がやみつきになるので、ぜひ一度お試しくださいね!
出典(※1)高橋 陽子「繊維質と食物繊維」(2011)
(※2)末田 香里、浅野 藍ら「切干大根の米飯摂取後の血糖上昇抑制効果」(2017)
<料理写真&文/腸活の研究家ざっきー>
【腸活の研究家ざっきー】
腸活の研究家。「健康と体作りを後回しにしない」をモットーに、フォロワー11万人のInstagramでは、論文を元にした腸活情報や腸が整うレシピを発信中。Instagram:@zakii312、Twitter:@chokatu_zakii