テーマパークのアトラクションを自宅の庭にミニチュアで再現する動画がYouTubeに投稿されました。リアルでスリル満点の内容が反響を呼び、動画は投稿から10日足らずで130万回近く再生され、3万7000件を超える高評価を集めています。
投稿者は、作ってみた系や旅行関連の動画を主に公開しているYouTubeチャンネル「Half-Asleep Chris」。今回は、テーマパークにあるような、ボートに乗って水路のコースを巡るタイプのアトラクションを自宅の庭に自作します。
とはいえ、さすがに人間が乗るものを作るのは途方もない資金と土地が必要になるので、ここではレゴのボートで巡るミニチュア版を製作します。
コースは、ディズニーランドの「ジャングルクルーズ」「カリブの海賊」「イッツ・ア・スモールワールド」、そして、ユニバーサルスタジオの「ジョーズ」にインスピレーションを得て設計しているのだそうです。
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最初に取り組むのは水路作り。外枠となる部分を木材で庭に組んでいき、水が漏れないように水路部分には防水性のシートを敷き詰めて張り合わせます。そこに水を溜め、水路のエッジ部分には衝撃吸収材を設置します。
●楽しさを詰め込んだコースを作る
次にボート型のライドを動かす仕組みとして水流を発生させるポンプを設置。それに加えライドとして、モーターが組み込まれた自走式のレゴのボートキットを採用。テストしてみたところ、水路を一方向に進んでくれることが確認されました。
ライドの問題がクリアになったところでコースに取り組みます。洞窟は発泡スチロールを加工して製作。洞窟は複数あり、化石や骨のミニチュアやLEDライトで演出する“光る宝石”なども設置します。もうすでに楽しそうです。
さらに神殿を製作し、ミニチュアのキャンプ場なども設置しますが、完成後のお楽しみということで、製作過程では細かいところまでは明かしません。
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●コース全体をジャングル化して完成
アトラクションらしい仕掛けが完成したところで、コース全体をジャングル化します。地元の園芸用品ショップで大きなカート20台分の植物を購入し、コースの周囲に植え数週間育てたところ、庭を埋めつくす“ジャングル”ができました。
一見すると、ジャングル風の庭に水を供給する水路が巡っているようです。しかし、カメラを水面近くまで下ろしてみると、ジャングルの中を通る川にいるような光景が広がります。ジャングルクルーズ感すごい……!
●アトラクションらしいストーリーが始まった!
すべてが完成したところでいよいよ出航です。飛行機事故に遭った人が遠隔操作の救命ボートで数マイル先のキャンプ地へ向かうという設定で、“緊急インターホン”からのアナウンスとともに水路を移動していきます。アナウンスによるとここは、地球上でもっとも未開なジャングルの1つである「サルメントーセ川流域」だそうです。
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水路の上をまたぐ倒木の上には巨大なアリが列をなし、洞窟には古代文明の痕跡が。洞窟の壁にはかつてこの地にいたモンスターの壁画が描かれています。このモンスターから未知の神殿に誘い込まれた人々が、数多く犠牲になったという伝承があるそうです。
●没入感たっぷりの展開が次々と
次の洞窟は壁や天井に恐竜の骨やアンモナイトの化石、光る宝石が埋まっており、とても神秘的です。
この洞窟を抜けさらに進むと、川底の何かに引っかかってしまったとしてボートがいったん停止します。前方には、さきほどの壁画のモンスターの紋章がある扉があり、そこから泡が接近してきます。アナウンスは「なにか大きなものがあなたのほうに動いています!」と警告しますが、ここでモーターが再起動。目の前の建物に逃げ込むよう促されます。
霧の立ち込める神殿らしき建物に入り、不気味な像のかたわらを過ぎていくと、再びモーターが停止。タコの触手のようなものに襲われます。そして、上から石のようなものが落ちてきて「神殿が崩壊している!」というアナウンスとともに、水中へ引き込まれたような画面に。あれ、終わった……?
と思いきや、なんとか奇跡的に助かったようで、霧を抜けると再びジャングルの中に。無事キャンプ場に着き、アナウンスは「下船の際には一度に一列ずつ降りていただき、私物をすべてお持ちいただくようお願いいたします」とアトラクションの終わりを告げました。
●「本物のライドに乗っているような気分」
コース作りやアナウンスなど、演出のほとんどが実際に存在するアトラクションのような出来栄えに、コメント欄では「本物のライドに乗っているような気分になった」「まさにジャングルクルーズから飛び出してきたような光景だ!」「本当に驚異的な構成とストーリー性。霧、モンスター、落石がリアルな没入感を高めたね」など称賛の声が多く寄せられています。
※画像は「Half-Asleep Chris」のYouTubeチャンネルより引用
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