ママスタ親が高齢になってくると実子が考えなければいけないのが、介護についてではないでしょうか。両親の面倒を誰がみるのか、きょうだい間で相談している人もいるかもしれませんね。実の両親であればまだしも、義両親であればどうでしょう。義理のお母さんを誰が面倒みるかについて、頭を抱えるママもいるようです。
『遠方の義母が老後に自分たちの近くに来たいと言ったら受け入れられる？ 義母は九州、私たちは東京、きょうだいは大阪なんだけどその場合どうするのが良いですかね』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママのお悩みです。投稿者さんは義母にとって三男のお嫁さんで、東京にお住まいです。ある日、九州にいる義母から東京に引っ越したいという申し出があり、投稿者さんは「なぜ長男や次男ではなく、三男のいる東京に越してきたいのか」と戸惑っているようです。義母の夫にあたる義父はすでに他界しているため、投稿者さんは寂しいから東京に引っ越してきたいのではないかと推測します。ママスタのママたちはどうでしょうか。ママたちの声を紹介します。
義母が近居。絶対受け入れられない！
『さんざんいびられたので受け入れられない。無理矢理来たら引っ越すわ』
『受け入れられるわけがない。義母はじめ、旦那も旦那のきょうだいも「私」に面倒を見させる気だろうし』
『面倒見なくていいし、他のきょうだいから「仕送りもするし、遺産の配分も考慮するから」って言われても嫌』
『すでに徒歩5分もしない距離に住んでいるけど嫌。戻れるならもう少し遠くに住む。結局近所ということで体調悪くしたとき、病院の付き添いや家の手伝いを全部丸投げされた』
義母との関係があまりよくないママたちからは、受け入れられないといった声がぞくぞくと寄せられました。みなさん、義母が近隣に引っ越してくると、最終的に嫁の自分が義母の面倒を見る羽目になると想像しているようです。自分だけが苦労を負わされると考えると、断じて受け入れられないですね。すでに近隣に義母を受け入れているママからは後悔の声も寄せられています。もし旦那さんやそのきょうだいが丸投げしてくるようなタイプなら、慎重に考えたほうがいいかもしれません。
受け入れ賛成派の意見は？
『同居じゃなかったら全然OK。一人暮らしでも施設入居でも、お手伝いしたり必要なお世話もいたしますよ』
『近くに来たいって言ってきたときが、お引越しチャンスだと思うけどね。遠距離介護は実子の負担が大きいし、どちらでも施設入所だとしても具合が悪くなれば連絡が頻回になるし、近い方が楽だよ』
『私が住むマンションにも同じフロアーではないが、義理の両親も住んでいる人結構いますよ。なにも同居してくれといっているわけじゃない。そばにいて見守ってほしいということでしょ』
『結局自分たちがいろいろしなきゃいけなくなるなら、近場にいてくれた方が楽なのは確か。中途半端な距離で介護するのってものすごく大変』
義母の引っ越しを受け入れることに賛成のママもいました。なかには「同居でなければいい」「同居したいと言ってくる義母より常識がある」といった声も寄せられ、近居であれば問題ないと感じているそうです。なかにはこの先の介護や施設入居を見据えた意見も届いています。遠距離介護になるよりは近くで介護できた方が楽、施設との連絡を考えたら近くに住んでいてもらった方がいいとのこと。先々のことを考えると、遠くまで頻繁に行き来することになるよりは近隣の方が楽だと判断しているのですね。むしろ引っ越してきてもらうなら今がチャンスなのかもしれません。
条件によっては受け入れ可能
『同居ではなく、近距離別居ならお好きにどうぞってところ。ただしお世話はできない。週イチで顔出しくらいはするといった条件なら』
『お金があって同居ではなく、常識ある義母なら受け入れる』
さらに「条件によっては受け入れしてもいい」といった声も寄せられました。例えば「他のきょうだいから仕送りがある」「近くに住んでいるからといって、生活のお世話はしない」といった条件が挙げられています。もし受け入れるとしても過度な負担にならないよう、しっかり話し合いのもと取り決めできるといいですね。
『まずは旦那とそのきょうだいで話し合いじゃない？ ただし実子のみで協力し合うための話し合いであって嫁、もしくはひとりに一方的に押し付けるのはしないという条件下になる』
『「私は何もできませんよ〜。こっちに来るのは構いませんけど、お世話は息子さんたちでお願いしますね」と義母と特に他のきょうだいにはハッキリと言っておく』
投稿者さんはすでに義母を受け入れることに拒否反応があるようです。そのためまずは不安に感じている事柄を整理して、解決しておいたほうがいいのでしょう。そのためには、まずは義母の実子である旦那さんのきょうだい間で話し合いが必要です。
話し合いの場では引っ越しを受け入れるかどうかといった結論を急ぐよりも、今後のことを具体的にひとつひとつ確認するといいかもしれません。もし義母に将来的に介護が必要になった場合、「施設に入居するのか」「入居しないのであれば誰が面倒をみるのか」「その際の費用はどうするか」などの問題が出てくるでしょう。他のきょうだいはいったいどう考えているのか、旦那さんに確認してもらう必要がありそうです。
その上で終の住処にふさわしいのはどこなのか、義母が選択できるようにいくつかのプランを考えてみるといいのではないでしょうか。いずれは自分も高齢になり、誰かの世話になるかもしれません。世の中順送りなので、義母、旦那さん、旦那さんのきょうだいなど、みなが今後のことをしっかり考える機会になるといいですね。
文・安藤永遠 編集・井伊テレ子 イラスト・Ponko
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