妊娠中のビタミンD摂取の重要性
11月6日、サウサンプトン大学(イギリス)の研究チームは、プレスリリースにて、妊娠中のビタミンD摂取は子供の骨密度(骨に含まれるミネラルの密度)を高めると発表した。
妊娠中に母親がビタミンDサプリメントを摂取することにより、子供の骨は強くなるという。なお、研究論文は「The American Journal of Clinical Nutrition」にて掲載されている。
妊娠中のビタミンD摂取による健康効果
研究チームは、「MAVIDOS study」(2009年〜)の一貫としてサウサンプトン、オックスフォード、シェフィールド在住の女性1000人以上を対象に妊娠中のビタミンD摂取による効果について検証した。
妊娠中に毎日ビタミンDサプリメントを摂取する女性群(1日あたり1000IU)とプラセボ剤を摂取する女性群を比較したところ、妊娠中のビタミン摂取によって子供の骨密度が向上することが認められた。
ビタミンDサプリメント摂取群の子供は、プラセボ群の子供と比べて、4歳、6歳から7歳の段階において骨密度が高くなった。妊娠中の母親がビタミンDサプリメントを摂取した場合、子供の骨に含まれるカルシウム量は多く、骨の強度は増した。あわせて、アトピー性皮膚炎のリスクも軽減したという。
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なお、ビタミンDには、骨・歯・筋肉にとって不可欠なミネラル量(カルシウム、リン酸塩など)を調整する役割がある。
(画像はプレスリリースより)
UNIVERSITY OF SOUTHAMPTON
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