年末年始を迎えるにあたり、帰省の計画を立てている人も多いのではないだろうか。東京都の40代女性(Web・インターネット・ゲーム/ITエンジニア/年収800万円)は
「今は年収が上がって余裕ができましたが、若い頃は実家に帰省するのに新幹線・飛行機代・その他いろいろで万単位で飛んでいくことがつらかったです」
と、費用がかさむ帰省について語っている。(文:林加奈)
「新幹線なら片道1万8000円ほど…」さらに人数分の土産やお年玉も用意
東京に住むこの女性の実家は、広島県にあるという。
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「決して気軽に帰れる距離ではありません。新幹線なら片道1万8000円ほど、飛行機も格安でなければだいたいそのくらい。さらに、会う人数分のお土産を買ったり、親戚の子にお年玉を用意したり、広島土産を買って帰ったり……。何かと出費が多い上、仕事があるとそんなに長居もできないため、よくて2〜3泊といったところです」
交通費以外に土産代、お年玉などの出費が多いことも不満な女性。他にも、
「小旅行と割り切ろうと思っても、家族がどこかに連れて行ってくれるわけでもなく、家で親戚の子守りをさせられるだけ。実家も私の部屋は物置に変貌していて落ち着かず、夜は母親のとりとめのない愚痴を聞かされたりと、気疲れして帰りはグッタリです」
と、実家に帰省してもゆっくりできず、しんどい様子だ。
「一週間くらいは滞在しないとコスパ悪いよね!」悪気ない友人の言葉に傷つく
女性はこう続ける。
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「何よりつらいのは、地元が関東の友人に『いいなあ、広島。旅行したいな〜。でも高くてなかなか行けないわ〜、それにどうせ行くなら一週間くらいは滞在しないとコスパ悪いよね!』と悪気なく言われること。私はその『コスパ悪い旅行』を年2回もしてるんだけど……とグサッと来ます」
しかし「コスパ悪い」と言われようとも、帰省する理由が女性にはあるようだ。
「薄情ですが、正直お金のことを考えるなら、あまり頻繁に帰りたくはないのが本音です。 どんなに切り詰めても、合計で5〜6万は飛んでいくので。が、帰るペースを落とすと家族や親戚の子どもたちが寂しがるのと、やはり楽しみに待っていてくれているので、これからどんどん年を取っていく家族や幼い子どもたちともあと何年こうして会えるか、じゃあせめて盆と正月くらいは……と涙をのんで帰ってます」
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