敦賀原発2号機 再稼働の前提となる審査「不合格」決定 原子力規制委の発足後初 日本原電は「大変残念」とコメント

2

2024年11月13日 16:08  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

原子力規制委員会は福井県の敦賀原発2号機について、再稼働の前提となる審査に不合格とすることを決定しました。事業者の日本原子力発電は、「大変残念」とコメントしています。

2011年5月から停止している敦賀原発2号機をめぐっては、事業者の日本原電が2015年に再稼働へ向けた審査を申請しましたが、資料の不備や書き換えにより2回、審査の中断がありました。

こうした異例の審査を経て今年7月、原子力規制委員会の審査チームが原子炉の真下に活断層がある可能性を否定できないとして、原発の規制基準に適合しないと結論づけていました。

規制委員会はきょう、一般公募の意見も踏まえ議論を行い、審査チームがとりまとめた「審査書」を正式に決定し、審査に不合格としました。規制委員会が東日本大震災後に発足して以降、初めての判断となります。

日本原電はこれまでに、廃炉は検討せず、改めて審査を申請する考えを示していますが、今回の決定を「大変残念」としたうえで、再審査に必要な追加調査について「社外の専門家の意見も踏まえながら具体化していく」とコメントしています。

このニュースに関するつぶやき

  • 「可能性が否定できない」という馬鹿な理由で、使える電気を使わずに置いておくって、無駄以外の何者でもない。日本はいつからゼロリスクを当然だとする国になったのかね。
    • イイネ!7
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定