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タレントのスマイリーキクチ(52)が13日、X(旧ツイッター)を更新。お笑い芸人から“転身”した事情を説明した。
キクチは93年にお笑いコンビ「ナイトシフト」としてデビューしたが、翌年、相方の芸能界引退によりコンビを解散しピン芸人に転向。笑顔と穏やかな口調ながら、するどい切り口のトークや毒舌芸で「爆笑オンエアバトル」(NHK)や「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)などに出演して人気を博したが、99年に虚偽の事実によりネット上で誹謗(ひぼう)中傷されすべての仕事を失った。
11年には、10年以上にわたっていわれなき誹謗中傷被害を受けた経験をつづった「突然、僕は殺人犯にされた−ネット中傷被害を受けた10年間」を出版し話題になり、現在はネットの危険性やトラブル対処法などについての講演活動を行っている。また、20年には一般社団法人インターネット・ヒューマンライツ協会を設立し、代表を務めている。
一方、お笑い芸人としての活動は近年見られないが、その事情について「誹謗中傷の事件で自分では身の潔白を晴らした。で、お笑いができるかというと実際には厳しい。何か発言すれば揚げ足をとられて『こんなこと言うから中傷される』と勘違いした人らは他の被害者にも“本人に問題があったんじゃないの”と邪推する」と説明。「中傷の被害者に迷惑をかけるのは嫌だから仕事を変えた」と明かした。
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