俳優の内藤剛志が主演を務める、12月7日放送のBS日テレオリジナルドラマ、『「令和サスペンス劇場 旅人検視官 道場修作」鹿児島県 指宿温泉殺人事件』(後7:00)から、出演する財前直見のコメントと新場面カットが公開になった。
【最新場面カット】指宿駅に降り立つ道場修作役の内藤剛志 令和サスペンス劇場『旅人検視官 道場修作』シリーズ第3弾となる本作は、内藤演じる元警視庁検視官の道場修作が、亡き妻の残した雑記帳とともに訪れた旅先で、事件に巻き込まれていく令和の旅情サスペンス。財前は、知覧茶農家であり茶師で、事故で夫を亡くした後、息子・春斗(堀川太陽)とは疎遠となり、残された茶畑を1人で守る日高菜穂を演じる。
財前は、「2時間ドラマのロケの楽しさや、仲間と一緒に作っている・生活している感覚を味わったのは本当に久しぶりでした」とひさびさの撮影を楽しんだ模様。今回の役について「演じた菜穂は、母親としての強さもありますが、亡き夫が残してくれた茶畑を女一人で守らなければいけないという強さがある女性です。今回の作品で一番軸になるのは“親子”というところだと思います」と語った。
また、茶師という役からお茶についても興味津々だったようで「茶師ということでお茶のシーンもいろいろありましたが、香りがとてもよくて、茶葉だけの香りとお湯を入れたあとの香り、さらに合組(ごうぐみ)したあとの香りが全然違うので、とても奥が深いなと思いました。飲んだら後味もすごく良かったです。合組によって、また違うブレンド茶ができることが面白かったですね」と、その楽しみ方を伝えた。
息子・春斗役で共演した堀川太陽については、「良い意味で田舎臭いところも持っているし、野心もちゃんとあるし、面白い子だなと思いますね。撮影がないときに、ラーメンとシロクマを2人で分けて食べて親子デートしてきました(笑)」と暴露。また、主演の内藤について「内藤さんはお芝居もそうですが、もう安定した存在感の座長ですね。内藤さんとのお話は、ほとんどお芝居に関してで(笑)。本当にお芝居が大好きなんだなと改めて思いました」と印象を語った。続けて「あと、内藤さんは晴れ男なんですが、撮影中は雲一つない良いお天気でとても暑くて…『晴れるのにも度があるだろう』って言っておきました(笑)。なんて、私も晴れ女なんですけどね」と“晴れ男/女”の活躍で現場は大変だったと伝えた。
最後に財前は「最近は、再放送の2時間ドラマが多い中、『待ってました新作!』の修作!指宿や知覧の景色、お茶や、本枯れ節の香りを感じながら楽しんで観ていただけたらうれしいです」と結んだ。
■あらすじ
歌人・与謝野晶子が愛した日本を代表する温泉地・鹿児島県指宿市。亡き妻の思いとともに旅に出た道場修作が訪ねたのは、警視庁時代の元同僚・久保一登(村田雄浩)だった。10年前、とある理由で刑事を辞めた久保は指宿の鰹節工場で働き、名産品の『本枯れ節』を作っていた。道場は訪れた工場で思いがけず亡き妻との思い出にふれることに。そんな道場の旅は、知覧茶農家であり茶師の日高菜穂(財前)との出会いで一変する。事故で夫を亡くした後、息子・春斗(堀川)とは疎遠になり、残された茶畑を1人で守る菜穂。道場と菜穂、開聞岳を望む池田湖に居合わせた2人が、ある事件に遭遇する。湖で発見された謎の遺体、伝統の「味」を巡る利権争い、疑惑が残る10年前の転落事故、父の死後すれ違う母と子が複雑に交錯していく。