主演・菅田将暉、監督・岸善幸、脚本・宮藤官九郎のタッグによる映画『サンセット・サンライズ』(2025年1月17日公開)のインスパイアソングを、今年GReeeeNから改名したGRe4N BOYZが担当することが明らかになり、楽曲「シオン」を使用した予告映像が解禁となった。東北地方・福島県で結成されたGRe4N BOYZ が、7年ぶりに映画で菅田とタッグを組む。
【動画】映画『サンセット・サンライズ』予告映像 松坂桃李とともにダブル主演した映画『キセキ −あの日のソビトー』(2017年公開)で。劇中に登場する「グリーンボーイズ」のHIDE役として「道」や「キセキ」などGReeeeNの名曲を披露した菅田。それから7年を経て、本作では「自分の“好き”をあきらめない」主人公・晋作(菅田)の生き方と、大切な人への思いをストレートに歌いあげるGRe4N BOYZのサウンドが響き合う。
完成した映画に音楽をつけるという初めての楽曲制作を行ったGRe4N BOYZは、「映画を観てから音楽を作るという、未だやったことの無い方法での作品作りで、映画を観たあとでどんな感情が自分の中に残るだろうと心を眺めていました。たくさんの側面がある映画なので、いろんな気持ちに届くよう、曲を作っていきました。ふと前を向くその瞬間に、幸せでありますように」と楽曲に込めた思いを語っている(コメント全文は下段に掲載)。
映画『サンセット・サンライズ』は、楡周平氏の同名小説(講談社)が原作。新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤めるサラリーマンの西尾晋作(菅田)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる宮城県・南三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタートさせる。地元の住民たちとの交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、東日本大震災にも向き合ったヒューマン・コメディ。
「シオン」を使用した予告映像は、息苦しい東京を脱出し、“お試し移住”を満喫する晋作(菅田)のとびっきりの笑顔からスタート。南三陸の美しい海、4LDKで家賃6万円の神物件、豪華すぎる海の幸と、釣り好きの晋作はそれだけでも有頂天だが、さらにその家の大家さん百香(ルビ:ももか)(井上真央)に運命の出会いまでも感じてしまう。
だが、その百香には悲しい過去があった。そんな百香を見守る父(中村雅俊)や地元の人たちと交流を深めていく晋作だが、“モモちゃんの幸せを祈る会” を名乗る超クセ強のメンバー(三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお)からは百香に急接近する危険なよそ者として完全に敵視されてしまう。
百香の涙と、晋作の切ない想いが交錯するなか、GRe4N BOYZの歌詞が染みわたる。宮藤の脚本ならではの絶妙なバランスで笑いも涙も盛りだくさんの予告映像は、突然、隣家の住人に「け!」と呼びかけられて「け?」と困惑する晋作で締めくくられる。謎の言葉「け!」とは?
あわせて公開された第2弾ビジュアルは、この映画を象徴する、最高の笑顔の晋作の姿とともに、中段には少し寂しげな横顔のなかにも凛とした強さを見せる百香と、静かに見守る晋作の姿。そして、百香の父・章男や、晋作の勤める会社の大津社長(小日向文世)、“祈る会”の面々、百香の同僚の仁美(池脇千鶴)ら、ちょっとクセのある人たちが並んでいる。
■菅田将暉のコメント
楽曲「シオン」の言葉やメロディに
生きていく中での人との触れ合いが
なんて贅沢なものなのだろうと再認識させられる
GRe4N BOYZさんによってなんてことのない生活が、
この映画がかけがえのないものに彩られていく
■GRe4N BOYZのコメント
この映画に音楽で参加できることをとても光栄に思います。映画を観てから音楽を作るという、未だやったことの無い方法での作品作りで、映画を観たあとでどんな感情が自分の中に残るだろうと心を眺めていました。たくさんの側面がある映画なので、いろんな気持ちに届くよう、曲を作っていきました。
ふと前を向くその瞬間に、幸せでありますように。この曲が映画を通じて、ナニカになってくれれば幸いでございます!
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