主演に深川麻衣、共演に若葉竜也を迎えた城定秀夫監督最新作のヴィレッジ《狂宴》スリラー『嗤う蟲』の公開日が2025年1月24日(金)に決定。本予告とポスタービジュアルが解禁となった。
本作は、日本各地で起きた村八分事件を基に、実際に存在する“ムラの掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている“ムラ社会”の実態を暴くヴィレッジ《狂宴》スリラー。
脚本は、実際に起きた事件を描いた初長編『先生を流産させる会』が話題を呼び『許された子どもたち』『ミスミソウ』でも高評価を受けた内藤瑛亮。
監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』などを手掛け、『アルプススタンドのはしの方』で第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞するなど評価を受ける城定秀夫。
解禁された本予告では、自然豊かで美しい田舎でのスローライフを夢見て麻宮村へと移住してきた深川演じる杏奈と、若葉演じる輝道の若い夫婦が、じわじわと村人たちの狂気に飲み込まれ、ムラ社会の闇に引きずりこまれていくさまが描かれる。
緑豊かで誰もが憧れるような田園風景が広がる麻宮村だが、どこか絡みつくように夫婦に視線を向ける村人たちや、子作りを迫るなど夫婦の生活に過剰に干渉してくる自治会長夫婦、筒抜けのプライベートなど、村人たちにとっての“普通”は、都会から来た若い夫婦にとっては次第に苦痛へと変わっていく。
「ありがっさま!ありがっさま!」と異様な熱量で夫婦を持ち上げる村人たち、その温度差と違和感はやがて取り返しのつかない状況へと夫婦を追いつめていく。
ポスタービジュアルは、暗闇の中で不気味に嗤う村民たちに対し、鮮やかな背景に無表情で前を見つめる夫婦が対照的に配される。さらに作品タイトルの“嗤う蟲”と“すべてが蝕まれていく”というコピーが、この夫婦に待ち受ける怖ろしい《狂宴》を暗示するものとなっている。
『嗤う蟲』は2025年1月24日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)