【動画】深川麻衣&若葉竜也が逃れられない“ムラの掟”に追いつめられる! 映画『嗤う蟲』本予告
本作は、城定秀夫監督がおくる日本発のヴィレッジ“狂宴”スリラー。
空前の田舎暮らしブーム。コロナ禍によって急速に普及したテレワークを追い風に、過疎化が急速に進む地方自治体も、あの手この手と趣向を凝らして移住者を誘致している。しかし、憧れの田舎暮らしが、恐怖のどん底に堕ちてしまうことも。移住先で“村の掟”に縛られ、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖。日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている“村社会”の実態を暴く。
主演は深川麻衣。共演には若葉竜也のほか、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲらが脇を固める。脚本は、社会派作品に定評のある内藤瑛亮。監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』『アルプススタンドのはしの方』などを手掛ける城定秀夫。
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川)は、脱サラした夫・輝道(若葉)と共に都会を離れ、麻宮村に移住する。麻宮村の村民たちは、自治会長の田久保(田口)のことを過剰なまでに信奉していた。2人は、村民たちの度を越えたおせっかいに辟易しながらも新天地でのスローライフを満喫する。そんな生活のなかで杏奈は、麻宮村の村民のなかには田久保を畏怖する者たちがいる、と不信感を抱くようになっていく。一方輝道は、田久保の仕事を手伝うことになり、麻宮村の隠された“掟”を知ってしまう。それでも村八分にされないように、家族のため“掟”に身を捧げる…。
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緑豊かで誰もが憧れるような田園風景が広がる麻宮村だが、どこか絡みつくように夫婦に視線を向ける村人たちや、子作りを迫るなど夫婦の生活に過剰に干渉してくる自治会長夫婦、筒抜けのプライベートなど、村人たちにとっての普通は、都会から来た若い夫婦にとって次第に苦痛へと変わっていく。
「ありがっさま! ありがっさま!」と異様な熱量で夫婦を持ち上げる村人たち。その温度差と違和感は、やがて取り返しのつかない状況へと夫婦を追いつめていく。ムラ社会の闇を凝縮した本作の一端が垣間見える、不穏さに満ちた予告映像となっている。
ポスタービジュアルは、暗闇の中で不気味に嗤う村民たちと、鮮やかな色を背景に無表情で前を見つめる夫婦が対照的に配置されたもの。中央には作品タイトルの“嗤う蟲”と“すべてが蝕まれていく”というコピーが添えられ、この夫婦に待ち受ける怖ろしい“狂宴”を暗示したデザインとなっている。
なお、本作の前売り券(ムビチケカード)は、11月15日より全国の上映劇場(一部劇場を除く)にて発売。一般1600円(税込)。
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