【動画】事故物件のマイホームに取り憑いた邪悪な“何か”の正体とは? 韓国映画『ヌルボムガーデン』日本版特報
韓国には、“三大心霊スポット”として知られる恐怖の名所が存在する。2019年に日本で公開された映画『コンジアム』の舞台となった、京畿道広州市の“コンジアム精神病院跡地”。朝鮮戦争で死亡した学徒兵の埋葬場所とされる慶尚北道ヨンドク郡の“慶北ヨンドク刺身店”。そして、レストラン経営者の一家に降りかかった不幸な出来事と、いくつもの怪談が語り継がれる忠清北道堤川市の“ヌルボムガーデン”だ。
『女神の継承』『チェイサー』のプロデューサーであるク・テジンが、このヌルボムガーデンを題材にしたホラー映画の製作を熱望。監督デビュー作として自ら脚本も手掛け、“恐怖の始まり”というべき新たなストーリーを創造し、禁断の恐怖が渦巻くプロジェクトを実現させた。
本作の舞台となるヌルボムガーデンと名付けられた大きな庭がある家には、窓辺や物陰に正体不明の人影が出没し、事故物件のマイホームを舞台にした“家系ホラー”として進行。都市伝説、呪術、ミステリーなどの要素が巧みに絡み合いながら展開していく。
幸せな新婚生活を送っていたソヒの夫チャンスが、ある日突然、自ら命を絶った。ショックのあまり流産し、悲しみのどん底に突き落とされたソヒは、生前のチャンスが購入していた郊外の邸宅を相続することに。ソヒは姉ヘランの反対を押しきって、ヌルボムガーデンと名付けられたその家に移り住むが、引っ越し後まもなく奇怪な出来事が続発する。
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突然の悲劇に見舞われ、夫の遺産である邸宅ヌルボムガーデンで暮らすことを決意する主人公ソヒを演じるのは、内田けんじ監督の大ヒットコメディー映画『鍵泥棒のメソッド』の韓国リメイク作『LUCK‐KEY/ラッキー』(2017年日本公開)以来のスクリーン復帰を果たしたチョ・ユニ。自身にとって初めてのホラー出演となる本作で、ヌルボムガーデンにこびりついた不吉な気配におののきながら、夫の死と消えた少女をめぐる衝撃的な真実に迫っていく姿を見事に演じきった。
ソヒとともにヌルボムガーデンのおぞましい呪いに翻弄されることになる姉ヘランを演じるのは、Netflixの大ヒットシリーズ『イカゲーム』(2021)でミニョ役として強烈な印象を残したキム・ジュリョン。
特報映像は、若者たちが無断でこの家に侵入しようとしている場面から始まる。中に進んでいくと、そこにはいるはずのない“誰か”が…。決して入ってはならないこの家への扉を開けてしまった彼ら、そして主人公ソヒたちを襲う恐怖のはじまりを予感させる、不穏さに満ちた映像となっている。
ポスタービジュアルは、緑が完璧に手入れされた美しい庭ヌルボムガーデンを大きく捉えたもの。幼い姉弟が無邪気に遊ぶ庭の先に広がる森は不気味さを漂わせ、その木には“あるもの”がぶら下がっている。
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