F1は、モナコGPの開催契約を6年延長することにモナコ自動車クラブ(ACM)と合意したことを発表した。この契約延長により、モナコGPは2031年まで開催されることになる。
モナコGPは1955年から開催されており、今年はシャルル・ルクレール(フェラーリ)が母国レースを制したことで話題になった。モナコ出身のドライバーがモナコGPで優勝するのはこれが初めてのことだった。
現在のグリッド上にはモナコGPで優勝したドライバーがルクレールを含めて5人おり、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスが名を連ねている。このうちハミルトンは3回、アロンソとフェルスタッペンは2回優勝経験がある。
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、次のようにコメントした。
「F1が2031年までモナコでレースを続けることをうれしく思っている。モンテカルロの街並みはユニークで、F1の有名な一部である。モナコGPはすべてのドライバーが勝利を夢見るレースであり続けている」
「モナコ公国のアルベール2世殿下、モナコ自動車クラブのミシェル・ボエリ会長、この重要なパートナーシップの延長に関わるすべての人々に感謝したい。この合意はF1とモナコのパートナーシップと革新の新時代を告げるものだ」
「これはアルベール2世殿下の将来を見据えたリーダーシップだ。2030年までのネットゼロの目標に向けて前進を続けながら、我々は最適化されたカレンダーを作成し、物流の負担を減らし、世界選手権が環境に与える影響を軽減できる」
2025年のモナコGPは、第8戦として5月23日〜25日に開催される予定だ。