11月15日、第71回マカオグランプリのメインレース、FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ(FRワールドカップ)のフリー走行2回目(FP2)が行われ、ノエル・レオン(KCMG・IXO・バイ・ピナクル)がトップタイムをマークした。
2番手にテオフィル・ナエル(サンテロック・レーシング)、3番手にリー海夏澄(ARTグランプリ)が続いた。
走行2日目も小雨が降り、路面には至る所に水たまりがあるダンプコンディションとなった。
気温24度、路面温度25度というなか、現地時間9時20分より40分間のFP2はスタート。セッション開始と同時に小川颯太(TGM Grand Prix)を除く26台がコースインを果たした。
チームによると、小川のマシンはステアリングシャフトの交換(ドライバー好みの長さの物へ)と、レギュレーションで定められている消化器の交換のため、FP2中もピットでの作業が続いたという。
セッション開始から9分が経過したところでターン19でカイ・ダリヤナニ(エヴァンスGP)が一時ストップ。
さらにトゥッカ・タポネン(R-ACE GP)がターン18でオーバーシュートし、エスケープゾーンにマシンを止めたほか、メルコヘアピンを曲がりきれない車両も現れ、セッションは赤旗中断となった。
残り時間24分でセッションは再開。しかし、その約2分後にダリヤナニがターン12でマシンを止め、2度目の赤旗中断となった。
なお、この2度目の赤旗の前に佐藤凛太郎(TGM Grand Prix)が2分37秒834をマーク。暫定首位のノエル・レオン(KCMG・IXO・バイ・ピナクル)から2秒遅れながら暫定11番手につけた。
セッションは残り時間12分で再開。ただ、終盤にダリヤナニがターン19でクラッシュを喫しセッションは3度目の赤旗中断となった。この赤旗のままセッションは終了。
メキシコ出身のレオンがトップタイムをマーク。2番手にナエル、3番手にリー海夏澄が続いた。
日本チーム勢トップは11番手の佐藤、中村仁(TOM'S Formula)は19番手、ステアリングシャフトと消化器の交換が間に合い、セッション終盤にコースインが叶った小川は20番手、小林利徠斗(TOM'S Formula)が21番手で続いた。
第71回マカオグランプリ、FRワールドカップは、このあと日本時間15時55分から40分間の予選2回目(Q2)が行われる。予選レースのポールポジションを手にするのはどのドライバーとなるだろうか。