「デフスポーツから学ぶこと多い」と語った長濱ねる (C)ORICON NewS inc. 俳優の長濱ねるが15日、東京のアーバンドックららぽーと豊洲で開かれた『東京 2025 デフリンピック 1 Year To Go ! セレモニー』に登壇し、囲み取材に応じた。
【写真】キュート!微笑みながら撮影に応じる長濱ねる 2025年11月15日から26日まで、耳が聞こえない、聞こえにくいアスリートのための国際スポーツ大会『東京 2025 デフリンピック』が日本で初めて開催される。今回は、第25回夏季大会であると同時に、100周年大会でもある。70〜80の国と地域から、約3000人の選手が参加する。
応援アンバサダーを務める長濱は「パラリンピックに、ろう者の方々が参加されていないことを驚かれる」とした上で、「デフスポーツから学ぶことはとても多い。知れば知るほど応援も楽しくなる」と魅力を語った。また、「デフスポーツを通して、ろう者の方々がどのような思いをして、どのような生活をしているのかも、一緒に知れるので、普段の生活から自分の行動も変わる気がしていて、デフスポーツがどんどん浸透していったら」と思いを語った。
同じく応援アンバサダーの元短距離走日本代表の朝原宣治は、デフスポーツの魅力について、声を出して一体感を出すことができない中で、一体感やチームワークを築き上げる様子に注目したいとコメントした。
大会に先立って、きょう15、16日に、デフアスリートと触れ合い、聞こえない世界を“見て・知って・体験する”『東京 2025デフリンピック 1 Year To Go!』がアーバンドックららぽーと豊洲で開催されている。国籍や障害の有無に関わらず、「いつでも・どこでも・誰とでも」つながるデジタル技術の体験コーナーや、“手話アート”の第一人者・門秀彦氏と一緒に絵を描くワークショップなど、さまざまな企画が設けられている。
セレモニーでは、『東京 2025 デフリンピック』メダルデザインが発表された。全国の小中高生の投票により、「みんなで羽ばたく」をテーマに、表面には折り鶴、裏面には世界の人びととのつながりをイメージした交わる多数の線が施されたデザインに決定した。また、拍手や「行け!」「頑張れ!」といった日本の手話をベースに開発された新たな応援スタイル「サインエール」も発表された。
応援アンバサダーを務める日本財団職員の川俣郁美氏、デジタルヒューマンのKIKIのほか、東京都の栗岡祥一副知事、ろうわ連盟の中西久美子副理事長、スポーツ庁長官の室伏広治、そして、デフアスリートの茨隆太郎(デフ水泳)、岡田海緒(※海=旧字体/デフ陸上)、亀澤理穂(デフ卓球)、山田真樹(デフ陸上)も登壇した。