ノマドマーケティングは、「別居婚に関するアンケート調査」結果を11月25日に発表した。同調査は2024年9月3日に、全国の30歳〜59歳以下の既婚男女3,000人を対象に行われた。
別居婚をしたことがあるか聞いたところ、「ある」と回答したのは全体で295人(9.83%)で、男性190人・女性105人だった。一方、「別居婚をしたことがない」と回答したのは2,705人(90.17%)で、男性1,454人・女性1,251人という結果になった。
年代別で見ると、年代が低くなるにつれて、別居婚を経験している人が多くなっていることがわかった。
「別居婚をしたことがない」と回答した人に向けて、別居婚をしてみたいと思うか聞いたところ、「はい(別居婚してみたい)」と回答したのは569人という結果に。そのうち、男性208人・女性361人と、女性のほうが別居婚に前向きであることがわかった。
一方、「いいえ(別居婚をしたくない)」と回答したのは2,136人(男性1,246人・女性890人)だった。
年代別で見ると、もっとも別居婚を経験している人が多い30代は、別居婚に対して前向きな姿勢がうかがえるという。40代・50代と年代が上がるにつれ、別居婚したくない(同居がいい)と答える人の割合が増えた。
「別居婚をしたくない」と回答した人に対し、その理由を聞いたところ、男女ともに最多は「一緒に生活したいから」(1,107人)だった。次いで、「別居だと結婚する意味が感じられない」(1,041人)、「寂しいから」(455人)と続いた。
一方、「別居婚をしてみたい」と回答した人に対し、その理由を尋ねたところ、最多は「ほどよい距離感で過ごせそうだから」(486人・85.41%)だった。内訳は男性170人・女性316人と、大きく差がついている。
次いで「相手の生活リズムが合わないから」(170人)、「マンネリ化を防ぎたいから」(105人)、「単身赴任や転勤があるから」(30人)と続いた。
続けて、別居婚に踏み切らない理由を尋ねたところ、最大の理由は、男女ともに「経済的な理由」(289人)だった。以下、「子どもに悪影響が出そうだから」(191人)、「パートナーに否定された(されそう)」(127人)、「すれ違いが増えそうだから」(63人)と続いた。(蒲生杏奈)