アメリカのトランプ次期大統領はカナダのトルドー首相と行った会談について、国境管理や貿易などをテーマに話し合ったとし、「建設的な会談だった」と明らかにしました。
トランプ氏は、先月29日にフロリダ州の私邸「マール・ア・ラーゴ」で行ったカナダのトルドー首相との会談について、「非常に建設的な会談だった」とし、国境管理や貿易などをテーマに話し合ったことを自身のSNSで明らかにしました。
トランプ氏は、カナダを経由してアメリカに合成麻薬が流入しているなどと主張し、大統領就任後のカナダへの関税の導入を表明しています。
トランプ氏は合成麻薬の流入について「これ以上、見過ごすことはできない」とはっきりと示したとし、「トルドー首相が協力することを約束した」としています。
トルドー首相も30日、自身のSNSに会談への感謝とともに「また一緒に仕事ができるのを楽しみしている」と投稿しています。
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また、トランプ氏は中国やロシア、インドなどを中心とする新興国のグループ「BRICS」がアメリカ主導の国際通貨体制からの脱却を目指していることについて、関税の導入を盾に強く牽制しました。
トランプ氏は「100%の関税に直面することになる。素晴らしいアメリカ市場から去ってもらうことになる」とSNSに投稿。「BRICS」を中心とした国際通貨体制が「ドルに取って代わる可能性はゼロだ」と批判しました。