今日12月1日も北陸地方は気圧の谷や湿った空気の影響で、雨雲がかかっています。このあとも断続的に雨が降るでしょう。北陸地方では降り始めからの雨量が200ミリを超えている所があります。これまでの雨や能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。今夜まで土砂災害に警戒。
●北陸地方は断続的に雨 降り始めからの雨量200ミリ超えも
今日12月1日は冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪や雨もやんでいる所が多くなっています。ただ、北陸地方は気圧の谷や湿った空気の影響で、雨雲がかかっています。
北陸地方では、降り始めからの雨量が200ミリを超えている所があります。
降り始め(11月26日13時)から12月1日10時までの降水量
・新潟県
村上市高根 238.5ミリ
村上市三面 194.5ミリ
関川村下関 179.5ミリ
・富山県
高岡市伏木 191.5ミリ ※欠測値を含む
宇奈月 179.5ミリ
氷見 168.0ミリ
・石川県
宝達志水 211.5ミリ
白山市河内 203.0ミリ
加賀中津原 199.0ミリ
・福井県
南越前町今庄 197.0ミリ
大野市九頭竜 148.0ミリ
福井 145.0ミリ
●今日12月1日夜のはじめ頃まで土砂災害に警戒
北陸地方では断続的に雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
今日12月1日12時から明日2日12時までに予想される24時間降水量は多い所で
新潟県 30ミリ
富山県 30ミリ
石川県 30ミリ
福井県 20ミリ
これまでの雨や能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。今日12月1日夜のはじめ頃にかけて土砂災害に警戒してください。危険な場所には近づかないようにしましょう。
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●土砂災害の前触れは
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
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