先週(11月26日週)はASUS JAPANからハイスペックなマザーボードが複数登場している。とりわけ目立っていたのは「ROG STRIX X870-I GAMING WIFI」だ。先々週に登場したギガバイトの「X870I AORUS PRO ICE」に続くAMD X870チップセットを搭載したMini-ITXモデルで、価格は7万円前後となる。
●「ATXマザー並みに全部盛りです」 モンスターMini-ITXマザーの評判
10+2+1フェーズの電源回路を採用し、2基あるM.2スロットのうち1基はPCIe 5.0に対応している。Wi-Fi 7の無線LANと2.5GbE対応の有線LANポートを備え、SATAポートやUSB 2.0ヘッダーピンなどを組み込んだ独自の拡張インタフェースカード「ROG FPS-II Card」、USBポートと音量コントロールなどを搭載した外部モジュール「ROG STRIX HIVE II」などが付属する。
入荷したパソコンSHOPアークは「ATXサイズのゲーミングマザー並みの機能と性能をMini-ITXに詰め込んだモンスターですね。小型マシンでハイエンド構成を狙いたい人にはたまらない製品だと思います」と高く評価していた。
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Intel Z890チップセットモデルでは、ATXサイズの「ProArt Z890-CREATOR WIFI」を9万円弱で投入している。こちらは2基のThunderbolt 5ポートと1基のThunderbolt 4ポートを備え、10GbEと2.5GbE対応の有線LANポート、Wi-Fi 7対応の無線LANが使える。M.2スロットは5基を用意する。
TSUKUMO eX.は「特に10GbE対応LANの搭載が注目されていますね。Thunderbolt 5はこれから注目されてくれればいいなという空気感です」と話していた。
●NZXTの強化版コントロールハブ「AC-CRFR1-B1」がデビュー
制御系では、NZXTから同社のファンとARGB LED向けの「Control Hub(2004)」(AC-CRFR1-B1)が売り出されている。価格は9000円弱だ。
2022年10月に登場した「RGB & Fan Controller」(AC-CRFR0-B1)の後継的な位置付けで、NZXT独自の8ピンポートを4基(うち1基はDC対応)、RGB専用4ピン端子を1基、汎用(はんよう)のPWM端子を1基備えている。電力供給にはPCIe用の8ピンを採用する。
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入荷したドスパラ秋葉原本店は「同社の連結ファン『RGB CORE』シリーズが好調に売れている中で、1台でそれらの制御を一手に担えるポテンシャルがありますね。前作から価格が倍近く上がっていますが、それも納得できるくらいの強化が図られています。NZXTで一式組む人には頼もしいアイテムとなるでしょう」と評価していた。
●FightBoxの白いレバーレスアケコン「B10 Ex SW」が店頭に並ぶ
入力デバイスで目立っていたのは、FightBoxのアーケードコントローラー「B10 Ex SW」だ。価格は1万5000円前後となる。
ボタンを含めて白で統一したレバーレスモデルで、静音性の高いメカニカルキースイッチ「Kailh Deep Sea Silent(リニア)」を採用している。
入荷したパソコンSHOPアークは「日本向けにボタンレイアウトをカスタムしたモデルです。最近のアケコンはレバーレスが圧倒的に人気ですし、その中でも静音性が高いので、注目している人は多いんじゃないかと思います」と話していた。
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●人間工学に基づいたゲーミングマウス「Kone II」シリーズが登場
入力デバイスでは、Turtle Beachのゲーミングマウス「Kone II」シリーズが登場している。USB接続のみに対応する「Kone II」と、2.4GHz無線とBluetooth接続にも対応する「Kone II Air」があり、価格は順に1万4000円強と2万5000円強となる。
人間工学に基づいたデザインを採用しており、7個のボタンとカスタム可能な4Dスクロールホイールを搭載する。光学センサーは「Owl-Eye 26K」となる。重量はKone IIが約90gで、Kone II Airが約110gとなる。
Koneシリーズは長らくゲーミングブランド「ROCCAT」が手がけていたが、2024年4月に同ブランドが(2019年に買収した)Turtle Beachに統合されることになった。入荷したパソコンSHOPアークは「ブランドは聞き慣れないかもしれませんが、シリーズとしては定番の人気があります。今回もKoneの新作として注目している人は多いですね」と話していた。
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