ブランドの主力SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)である『BMW X3』が第4世代に進化を遂げ、内外装を一新するとともにすべてのラインアップに48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載。BMWの“X”モデルとして初めて、象徴的なキドニー・グリルに斜めのデザインも取り入れ、11月28日より発売が開始されている。
最新テクノロジーの採用により環境性能をさらに高めると同時に、デジタライゼージョンも積極的に進めた最新のX3は、環状のシグネチャーを2回繰り返す“ツイン・サーキュラー”の意匠をさらに進化させ、金属の塊から削り出したようなスポーティかつ力強いプロポーションをアピールしている。
フロントでは、その象徴たるシャープかつスポーティなデザインのアダプティブLEDヘッドライトに、夜間にBMW特有のキドニー・グリルの縁をライトアップしBMWを印象付ける“アイコニック・グロー”を同セグメントで初採用。
ナンバープレートの取り付け位置をバンパー内に収め、テールライトのデザインを立体的なT型とすることでクリーンかつモダンな印象を与えるリヤでは、トレッドが先代モデルに比べ+45mmとされ、スポーティさとともにコーナリング時のハンドリングを向上させている。
同じくBMWカーブド・ディスプレイを採用したインテリアは、シフトレバーを廃止してセンターアームレストに操作系をすべて納めることでモダンな印象を高め、コックピット周りやセンターコンソールのみならず、ドアパネル内にもアンビエントライトを配置することで、立体感、躍動感のあるデザインに仕上げられる。
後席は大人3名が座れる空間を確保すると同時に40:20:40分割可倒シートの採用により、ラゲッジスペースは大人3名乗車時で570リッター、後席を前方にすべて倒すことで最大1700リッターにまで拡大させることが可能となる。
■3L直6やスポーツブレーキなどを装備するMパフォーマンス・モデル
パワートレインは、おなじみガソリン仕様の“20 xDrive xLine(ニーマル・エックスドライブ・エックスライン)”とディーゼル仕様の“20d xDrive M Sport(ニーマルディー・エックスドライブ・エム・スポーツ)”が用意され、それぞれ2.0リッター直列4気筒の直噴ターボは、前者が最高出力140kW(約191PS)/5000rpm、最大トルク310Nm/1500〜4000rpmを、後者が最高出力145kW(約197PS)/4000rpm、最大トルク400Nm/1500〜2750rpmを発揮。
ともに8速ATとインテリジェント4輪駆動システムのxDrive、さらには48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせ、後者ではMスポーツ・サスペンションの搭載により快適性と操舵性が大幅に向上している。
そして本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルとなる“M50 xDrive(エムゴーマル・エックスドライブ)”には、最高出力280kW(約380PS)/5500rpm、最大トルク540Nm/1900〜4800rpmを発揮する3.0リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。
前述の機構と組み合わせ、自社データ参考値ながらシステムトータルで293kW(約398PS)/580Nmまでアウトプットを高め、電子制御式のMスポーツ・デファレンシャルやアダプティブMサスペンション、バリアブル・スポーツ・ステアリング、Mスポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)等々を組み合わせることで、その名にふさわしいパフォーマンスが提供される。
安全機能・運転支援システムの『ドライビング・アシスト・プロフェッショナル』や、自動駐車が可能となる『パーキング・アシスト・プラス』に、最新のオペレーティング・システム9をベースに展開する『BMWデジタル・プレミアム』なども標準搭載され、価格は798万〜998万円(税込)となっている。
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