レアル・ソシエダの主将FWミケル・オヤルサバルが、1日に行われたラ・リーガ第15節ベティス戦でPKからゴールを決め、クラブ公式戦通算100得点を達成した。
2021年4月3日、アスレティック・ビルバオとのコパ・デル・レイ決勝戦で、33年ぶりの同大会優勝へと導くPKを決めたミケル・オヤルサバル。あれから1338日、レアル・ソシエダ一筋の自身のキャリアにおける最も重要なゴールと同じく、“10番”は約11メートルの距離からゴールネット揺らした。これで、クラブ公式戦通算得点数が『100』に到達。チュリウルディンの歴史上、8人目の快挙を成し遂げたのだ。
1997年4月21日生まれのオヤルサバルは現在27歳。スビエタ育ちで、2015年9月にトップチームデビューを果たしたオヤルサバルは、1年目から公式戦6得点をマークすると、2017−18シーズン以降は5シーズン連続で2桁得点を記録。左膝前十字じん帯断裂の大ケガにより、半分近くを欠場した2022−23シーズンこそ4得点となったものの、翌2023−24シーズンは再び14得点を挙げるなど、レジェンドであるシャビ・プリエト氏から継承した『10』を背負い、頼れるエースとしてチームを牽引している。
試合後、クラブ公式戦通算100得点を達成したオヤルサバルは「とても特別で美しい日。ただね、数字やゴールでチームを勝たせることも大切だけど、僕の中で何よりも財産となっているのは、サポーターやクラブ全体からの愛情なんだ。人々は僕を愛し、自分のやっていることを評価してくれている。僕にとって、それが最も重要なこと」と万感しつつ、「まだまだこれを続けていきたい。ここで立ち止まるつもりも、終わるつもりも全くない。もっと、もっと、ラ・レアルを助けて、みんなで上を目指していこう」と宣言している。
そんな同選手は、レアル・ソシエダ史上8人目の100得点達成者になった他、クラブ歴代得点ランキングでも7位タイに浮上。さらに、6位のダルコ・コバチェビッチ氏に『7』、5位のパコ・ビエンソバス氏には『9』にまで迫っており、今シーズン中のベスト5入りも現実味を帯びている。また、「この先に何が起こるかは分からないけど、僕は今、自分がいたい場所にいて、大好きなことをやれている」とも語るなど、“ワン・クラブ・マン”への憧憬を抱え続けるオヤルサバルなら、歴代1位の記録保持者であるヘスス・マリア・サトゥルステギ氏(162得点)の背中も見えてくるはずだ。
【快挙】クラブ公式戦100得点達成のオヤルサバル