日立レール、ギリシャの鉄道新路線に自動運転システムと車両を納入

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2024年12月02日 20:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
日立製作所の鉄道システム事業を担う日立レールは2日、第1区間が11月30日に開業したギリシャ・テッサロニキの鉄道新路線において、同国初という自動運転のデジタル信号技術と先進的な鉄道車両を納入したと発表した。


この新路線の第1区間は約9.6kmあり、13の新駅を有する。ギリシャの国営企業エレニコ・メトロ社は路線の延伸を計画しており、これが完成すると市の中心部と空港を結ぶことになるという。最初の延伸区間では4.8kmが追加され、新たに5駅が建設される計画。日立レールはこのプロジェクトに携わり、最先端の無線式列車制御システム(CBTC)と車両を納入した。

最初の区間では18編成の新しい車両が使用され、その後の追加契約によりさらに15編成が追加される予定。車両はイタリアにある日立レールの工場(レッジョ・カラブリア工場)で製造する。全長約51mの4両編成で、1編成あたりの定員は450人。新路線により、1日あたり5万6,000台の自家用車の移動が鉄道に移行し、年間7万7,000ンのCO2が削減される見込みだという。


車両とともに納入したCBTCベースの信号システムは、列車とインフラ間の無線通信を利用し、従来の信号より効率的かつ安全に鉄道システムを運用する都市信号システム。このシステムを導入することにより、列車をより短い間隔で安全に運行できるようになる。(佐々木康弘)

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