【流行語大賞】阿部サダヲ「光栄」やくみつる氏「ギリギリを攻め、もう1回世に問うたドラマ」

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2024年12月03日 05:31  日刊スポーツ

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「2024ユーキャン新語・流行語大賞」表彰式 ドラマ「不適切にもほどあある!」の「ふてほど」で受賞しあいさつする阿部サダヲ(中央)(撮影・浅見桂子)

今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日、都内で行われ、年間大賞の「ふてほど」のほか、トップ10が発表された。


    ◇    ◇    ◇


年間大賞は、TBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が選ばれた。ドラマの単独受賞は10年の「ゲゲゲの〜」(NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」)以来14年ぶり。


登壇した主演阿部サダヲ(54)は「光栄です。自分たちで『ふてほど』と言ったことはないんですけど、ドラマ全体が評価された。今まで演じた中で一番、手応えがあった」と喜んだ。


宮藤官九郎氏の脚本で、86年から現代にタイムスリップした体育教師がコンプライアンス社会で奮闘する姿を描いた。昭和と令和のギャップを補正するテロップや、ミュージカルシーンも話題になった。


選考委員の漫画家やくみつる氏は、これまで受賞した流行語を振り返り「コンプライアンスで使えなくなっているものもございます。今度はギリギリのところを攻め、もう1回世に問うたドラマ」と評した。


阿部は来年どんな1年にしたいか聞かれ「続編があればまた頑張りたい」と期待も寄せた。宮藤氏によるドラマは、13年の「あまちゃん」から「じぇじぇじぇ」が年間大賞(4つ同時受賞)に選ばれている。

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