じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIは、インターナショナルスクールに関する興味関心度についてのアンケート調査結果を11月29日に発表。同調査は、2024年6月10日〜12日の期間、事前調査で「子どもをインターナショナルスクールへ通わせたことが一度もない」と回答した保護者330人を対象にインターネットで実施した。
インターナショナルスクールに通わせたいかどうかについて、34.2%が「思わない」、22.7%が「あまり思わない」と回答し、合わせて56.9%が消極的な意見を示した。一方で「思う」「やや思う」が25.2%を占め、一定数の保護者は関心を持っていた。
通わせたくないという人に理由を調査したところ、最多は「学費が高い」(51.6%)、次いで「学校の情報が少ない」(23.4%)という結果に。
「日本の教育に満足している」は22.3%で、約2割は必要性を感じていないことがわかった。そのほか、「日本のカリキュラムと違いすぎる(日本の受験制度に対応していない)」(16.0%)では、日本の高校・大学受験に必要な知識やスキルを十分に獲得できないと考える人や、「英語力が足りない・不安がある」(14.9%)と、自分の子どもが英語での授業に対応できるか不安を抱えている人などがいた。
「通わせたいと思う・やや思う」と回答した約25%の保護者を対象に、どのタイプのスクールが良いかを聞くと、63.9%の保護者が「通学型」を希望。次いで、日本国内の受験対策もできる「インターナショナルスクール」(26.5%)、「オンラインインターナショナルスクール」(12.0%)が挙げられた。
続けて、通学させたいと思う理由を質問すると、66.3%が「英語教育を充実させたい(英語力を向上させたい)」、次いで60.2%が「グローバルな視野を身につけさせたい」と答えた。
通わせていない理由の最多回答は「学費が高い」(60.2%)で、年間数百万円に上る学費は障壁になっていることが判明。次いで「自宅から遠い」(38.6%)、「英語力が足りない・不安がある」(16.9%)、「子供が希望しなかった」(12.0%)、「学校の情報が少ない」(9.6%)と続いた。
許容範囲の学費について尋ねると、54.2%が「100万円未満なら許容範囲」と回答。150万円未満まで合わせると69.9%になり、「わからない」の21.7%を除くと、多くの保護者が150万未満は学費として許容できる金額であるとした。
だが、学費の相場が150万円以上250万円未満であることを踏まえると、100万円以上150万円未満の価格帯を支持している家庭にとって学費の支出が困難であることがうかがえるという。(安井柳香)